2026年が始まった。年始はセール情報が増え、SNSで流れる広告にもつい目がとまりがちだ。その中で見かけた「お得な初売り」が、予期しない請求につながるケースもある。前田麻里奈さん(仮名・20代)は、数年前の年明け、自宅でスマートフォンを操作していたがゆえに、予期せぬトラブルに巻き込まれることになった。「300円セール広告」に誘われ応募フォームへ前田さんの目に入ったのは、あるファッションブランドを名乗るアカウント。「新年セール」を告げる広告のリールだった。「300円って本当?と思いました。でも、そのブランドって季節ごとにセールしている印象があったんです。在庫処分なのかも......と勝手に納得してしまいました」そのまま応募フォームへ進み、配送通知を受け取るためにメールアドレスを入力して送信した。ほどなく届いたメールは、件名も本文も英語だったという。「支払い案内だと疑わずにメールを開いてしまいました。翻訳もせず、自分のクレジットカード番号を入力したんです。今思うと、本当に危ない行為で自分が怖いですね」1か月後の「心当たりのない請求」で気づいたこと約1か月後、確定申告の準備で利用履歴を確認していたときに、見覚えのない「1万円の請求」を発見した。「1月に大きな買い物をすると散在する年になる......っていう言い伝えを昔から信じていたので、『そんな出費したっけ?』と驚きました」請求日を確認すると、「あの英語メール」が届いた日にちと一致していたのだ。「そこでようやく、『あのとき登録したやつだ!』と思い出しました。冷や汗が出ましたね」幸いメールを削除していなかったため、再ログインして内容を翻訳すると、それは「月額制の英語書籍読み放題サービス」だったという。「もちろん、すぐに解約しました」前田さんは早めに気づけたため引き落としは1か月分で済んだものの、広告に掲載されていた「300円の福袋」は届かなかった。「結局、1万円を払っただけでした。それ以来、ネットの福袋やお得セールには一切手を出していません」何気なく目にしがちな年始の広告。予期せぬトラブルに気を付けたい。
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