テレ東の新年は、年越しジルベスターコンサートに引き続き、テレ東らしい脱力系本格派トーク番組で幕を開けた。2026年1月1日放送のトークバラエティー「川島明の辞書で呑む」(テレ東)は「す」で始まる言葉を巡り、笑いあり驚きありのにぎやかな展開となった。
家賃もご飯もみな払ってもらっていた
出演者が「あ」や「こ」など、指定された文字から始まる言葉を辞書から見つけてトークを繰り広げる。酒を飲みながら進行していくので時間が経つれて出演者にも熱が入る。
さらば青春の光の森田哲矢さんが貧乏だった「ヒモ時代」を赤裸々に告白した。エバース町田和樹さんが選んだ「す」から始まる言葉は「素寒貧(すかんぴん)」。大変貧乏で、からだ以外に何も持たないという意味で「本人は楽しんでいるんだなって感じ。周りも暗くならないし」と町田さんなりの新解釈を披露した。
すると、森田さんも「ギャンブルで負けた時に使うイメージがある」と話し出した。出演者の貧しかった若手時代に話題が移る。MCの川島明さんが「森田なんかはだいぶ素寒貧...」と振ると「ヒモをやってましたから。ヒモ素寒貧」と27歳当時の青春時代を語り始めた。
当時、付き合っていた彼女にご飯代も家賃もすべて払ってもらっていたという。その後2人で上京したが、ある日森田さんのLINEに「もう気持ちがなくなっちゃいました」とメッセージが彼女から入っていたという。森田さんは「自分に甲斐性がないというか、7年くらい付き合ってた」と話した。
いまも「心は素寒貧や」と彼女を無視
その後、ある番組で「懺悔したいことはないですか」と聞かれたので彼女との生活に触れると、番組中に久々に彼女と連絡をとることができたという。彼女はすでに別の人と結婚していた。しばらくして、彼女から子どもができたと電話がかかってきて「出産祝いちょうだい」と言われたという。
スタジオの出演者は「ヒモ時代の恩返しのチャンス!」と盛り上がったが、森田さんは「無視してます」と一言。周りからキャーという悲鳴や言葉にならないうめきが聞こえ、川島さんはいきなり立って「お前~!」。
隣に座っていたエバース佐々木隆史さんは「もう素寒貧じゃないでしょう」と突っ込むと、森田さんは「心は素寒貧や」と返した。それぞれの人生の喜怒哀楽にまで話が広がる「言葉の奥深さ」を改めて思い知らせてくれる。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)