「日本は圧倒的に不利」中国の対日嫌がらせ レアアース輸出の規制強化「どんな理屈だって作れる」

   中国はレアアースが対象とみられる軍民両用品目の輸出規制強化に続いて、日本産の半導体素材に対する反ダンピング調査を開始するなど、「対日嫌がらせ」を拡大している。テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は、「台湾をめぐる高市首相発言への対抗措置か」と2026年1月8日放送で取り上げた。

  • 高市早苗首相(2025年12月撮影)
    高市早苗首相(2025年12月撮影)
  • 玉川徹氏(羽鳥慎一モーニングショー公式サイトより)
    玉川徹氏(羽鳥慎一モーニングショー公式サイトより)
  • 高市早苗首相(2025年12月撮影)
  • 玉川徹氏(羽鳥慎一モーニングショー公式サイトより)

日中の互いの輸出入比の重みが違う

   レギュラーコメンテーターの玉川徹氏(ジャーナリスト)は、「チキンレースになったら日本は圧倒的に不利」と厳しい見方をした。玉川氏は「規制強化の理屈はどんな理屈だって作れるんですよね」とし、「要するに、さじ加減一つなんですよね、中国の」と見る。

   そして、「もしかしたら日本と中国の間でチキンレースになると思っている人もいるかもしれないけど、日本が圧倒的に不利ですからね。たとえば、輸出・輸入に関してみても、(略)中国の貿易に関して日本がどのくらいの重みがあるかというと、だいたい5%ぐらいです。輸入も輸出も。それに対して、日本は対中国は輸出が17.6%、輸入が22.5%ですから、チキンレースをやるということでいうと、非常に不利です。日本は」と繰り返した。

「日本が苦しんでくれなければ、やる意味がない」

   「じゃあ、日本がどうしていくかということですよね。中国がこれ以上のことをやってくる可能性があるので、それでも日本は『欲しがりません、勝つまでは』で耐えるんですかって。そういう話です」と案じた。

   ゲスト解説の小原凡司氏(笹川平和財団上席フェロー)も、「まさに中国が狙っているのはそこだと思いますね。(略)日本が苦しんでくれなければ、これ(対日圧力)をやる意味がないということなんです」と説明する。

   さらに玉川氏は、「する必要がないことをすることがどれぐらいの影響を与えるかってことを、国のトップには考えてもらわないといけないと思います。日本の経済はこれからどういう風になっていくかって、(経済界は)相当恐れていると思いますからね」と語った。高市発言のツケは大きい。

(シニアエディター 関口一喜)

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