プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年1月8日にユーチューブを更新し、西武にフリーエージェント(FA)移籍した桑原将志外野手(32)の人的補償に関するDeNAの狙いを独自分析した。
「予想はピッチャーと思っていたが...」
昨オフ、桑原はFA権を行使してDeNAから西武に移籍。スポーツ紙によると、桑原の年俸は1億2000万円(金額は推定)で、金銭か人的補償を伴うBランクとみられた。
規約では、Aランク、Bランクの選手がFA移籍した場合、旧所属球団は移籍先の球団に対して人的補償、または金銭での補償を求められることが定められている。DeNAは人的補償を選択し、西武がプロテクトした28選手以外の中から古市を獲得した。
古市の背番号は「60」に決まった。
古市は、香川・高松南高校から独立リーグの四国IL徳島を経て21年育成ドラフト1位で西武に入団。強肩が武器の捕手で、23年5月に1軍デビューを飾り、29試合に出場した。24年は6試合、25年は10試合に出場した。
DeNAのチーム事情をよく知る高木氏は、古市を獲得した経緯について、次のように持論を展開した。
「予想はピッチャーと思っていたが、『野手が足りていないので野手を取りたい』というのが耳に入ってきた。ピッチャーは相当プロテクトされていたと思う。素材が良いピッチャーはプロテクトされていたと思う。だから野手に取りたい選手がいるのかと考えていたが、キャッチャーということは考えていなかった。なぜかというと、山本祐大がいるし、松尾(汐恩)もいる。それを支える戸柱(恭孝)がいる。そこでキャッチャーに行くというのは、古市が若いからだと思う」
「古市はそれなりの素質を持っている」
25年シーズンは、山本祐大捕手(27)が104試合に出場し、打率.262、3本塁打、41打点の成績を残した。山本に次いで、若手の松尾汐恩捕手(21)が77試合に出場。そして、2人をサポートする形で、ベテランの戸柱恭孝捕手(35)が45試合に出場した。
このような状況を踏まえ、高木氏は26年シーズンからチームを指揮する相川亮二監督(49)に言及。相川監督が捕手出身であることから「監督にも相談があったと思う。キャッチャー出身の監督が見てゴーサインを出したと思う。そういう面では、それなりの素質を持っている」と評した。
そして、古市の今後について「2月のキャンプでどちらに入るか」とし、こう続けた。
「1軍に入るのか、2軍に入るのか。どちらでもいいが、戦力としてみられるというのなら1軍で、1軍の投手の球を受けてコミュニケーションを取るみたいな。そういう作業をさせた方が、スムーズに行くだろう。ただ、キャッチャーは3人体制で行くと思う。4人も(ベンチに)入れない。だから今年は、誰かケガ人が出た時にとか。キャンプは1軍で経験をさせ、2軍でもっと育ってほしいという扱いをするのかな」
スポーツ紙の報道によると、相川新監督は古市に関して「能力は高い。肩が強くスローイングが良い」と評価したという。