政界が風雲急を告げる。高市早苗首相が通常国会冒頭解散を決めれば、20年以上選挙で戦ってきた立憲民主党と公明党が新党結成に動く。2026年1月15日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)は、衆院解散に向けてめまぐるしく動く与野党の動きを取り上げたが、政治コメンテーターも「政界は、一寸先は闇」の言葉通りに目を白黒だ。1~3年かかる話が解散報道で一気に進んだ毎日新聞専門編集委員の佐藤千矢子さんは「公明が新党作るまでは踏み切れないんじゃないかと、私は昨日言ったばかりなのに、自分の見立てが違っていた」と急激な変化に困惑した様子だ。政治ジャーナリストの田﨑史郎さんも「昨年10月の公明党が連立政権離脱後から、立憲民主党との話は続いていて『1~3年はかかりますが、ちゃんと話していきましょうね』ってやっていたらしいんです。それが高市さんの解散報道が出たとたん、一気に進んでしまった」と驚きを隠さない。MCの恵俊彰さんは「新党の党首は野田さんか斉藤さん?」と田﨑さんに聞く。「いや、そうじゃないんじゃないか」と田﨑さんは否定する。「新党作るのであれば、その2人だとイメージが変わらない。若い人か女性か」と話した。国民民主が加わった時は非常に強い大きな勢力に恵さんが「立憲と公明が手を組むじゃないですか。この二つだけですか」とささやくように聞くと、周囲から「え~っ」といった声があがる。田﨑さんも、「ここはですね、あの~、立憲側は国民民主党の協力を得られないか呼びかけている。あわよくば自民党の一部も参加してくれないかということで動いている。自民党はなかなか難しいし、国民民主も独自路線で動いている。ただ国民民主が加わった時は非常に強い大きな勢力になる」と解説した。恵さんも「昨年は二つ山を作って政権交代なるか、どっちの山に登るんですか玉木(雄一郎代表)さん、ってやってたんですものね」と話す。田﨑さんは「先ほど申し上げた通り、党首が決まっていない。玉木さんが党首になればいい」と話し、玉木党首で国民民主党の協力を得ることができるかどうか注目ポイントだと指摘した。この番組放送後に、立憲民主党の野田佳彦代表は公明党の斉藤鉄夫代表との党首会談後、両党が新党結成で合意したことを明らかにしている。両党の衆院議員が今後、それぞれ離党し、新党に参加する手続きをとることになった。まだまだ何が起こるかわからない。一寸先はまだ、闇である。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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