ソフトバンクから国内FA権を行使した東浜巨が残留を決断したことが、2025年1月15日にメディア各紙で報じられた。
ソフトバンクで先発の座を再奪取できるか
東浜は昨季、7試合登板で4勝2敗、防御率2.51。先発陣の層が厚い中で登板機会に恵まれなかったため、昨年11月に登板機会を求めてFA宣言したが、他球団から正式オファーは届かなかった。
17年に16勝をマークして最多勝に輝くなど通算76勝の実績があるが、なぜ獲得球団が現れなかったか。他球団の関係者はこう語る。
「推定年俸1億5000万円で、金銭補償と人的補償が伴うるBランクだったことが大きく影響したと思います。近年思うように活躍できていない現状で、35歳という年齢を考えると、複数年契約を提示して獲得に踏み切るのは難しい。もし、年俸が安くて人的補償が必要ないCランクだった場合や、ソフトバンクを自由契約で退団して移籍先を模索していたら評価が変わっていたでしょう。複数球団の争奪戦になっても不思議ではなかったと思います」
残留を決断した東浜だが、ソフトバンクで先発の座を再奪取する可能性は十分にある。
このオフは2年連続最多勝に輝いた有原航平が自由契約となり、古巣の日本ハムに移籍。日本で実績があるデュプランティエ、ケイの両助っ人投手も獲得できなかった。今年の先発ローテーションで計算できるのはモイネロ、上沢直之、大関友久。残りの枠は競争となり、春季キャンプ、オープン戦がアピールの場となる。
ソフトバンクにとっても経験豊富な東浜の残留は朗報だろう。35歳はまだ老け込む年ではない。リーグ3連覇に向け、気持ちを新たに臨む。
(中町顕吾)