ペット育成・箱庭系の人気スマホゲーム「リヴリーアイランド」の公式Xが2026年1月21日、アプリ内通貨を消費する新イベントについて、先行告知と比べて10倍の価格に決まったと報告して批判を集めたことを受け、当初の価格で開催すると発表した。「結果としてご案内が二転三転する形となってしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げます」などとしている。運営会社はココネ(東京都世⽥⾕区)。1回あたり約500円相当→約5000円相当でざわつくリヴリーアイランドで23日から始まる新イベント「/generateLAB(ジェネレートラボ)」は、課金可能なアプリ内通貨「GP」か、GPから変換もできる通貨「doodoo(dd)」を消費して所持アイテムの複製に挑戦できる。具体的な価格をめぐっては、1回あたりの必要dd数を「正式に確定」したと19日に発表していた。先んじて25年12月29日のYouTube配信「リヴリーアイランド大研究共有会」では1万dd(=500GP、約500円相当)と口頭で告知したものの、確定後は10万dd(=5000GP、約5000円相当)に。GPの場合は告知通り1回100GPで、「研究進捗として発表した内容から一部変更となる点、あらかじめご了承ください」などと伝えた。一連の告知を受けてXでは、「当初の発表から10倍はひどすぎる」「そんな高くするなら貯める期間与えてくれよ」「DDで錬成出来ると思ってGP使った人もいるでしょ」「情報の後出しによる明確な不利益がユーザーにある」などと批判が相次いだ。なかには消費者庁に情報提供したとする声も。また、配信の時期が、通常の変換レートより還元率が高いddを景品に含む「GPくじ」開催中だったことも、結果的にGP消費・課金を煽ったのではないかなどと問題視された。なお、配信の開始10分には「研究共有会の内容は、変更になる場合がございますので、ご了承ください」と一時的な表示はあったが、価格に言及したのは1時間以上経ってからで、その際に変更の可能性は特段伝えていなかった。「ご案内が二転三転...」1万ddで開催決定騒ぎが広がる中、20日にアプリ上のお知らせで、次のように謝罪した。そこでは、「現在研究開発中の新イベントとして先行紹介をしておりましたが、必要dd数について、確定した情報のように受け取られてしまうご案内となっていました。この点につきまして、研究共有会でお伝えする内容が最終確定前である旨をわかりやすくお伝えする配慮が不足しておりました」などとし、価格変更の経緯は、イベントの最終調整で(1)有償通貨と無償通貨の消費バランスを含むサービス内経済の健全性、(2)付加価値の高いアイテムの価値保持および公平性、(3)不正なアカウントによる操作やRMTの抑止──といった観点から検討を重ねたものと説明した。お詫びとして、ジェネレートラボ開催期間中にログインしたユーザーに30万ddを配布するとし、今後は「研究共有会等で新イベントの先行告知をおこなう際、必要な金額や仕様などに直結する情報は、最終確定後にのみご案内するよう徹底してまいります」とした。一転して21日、反響をふまえて再度の検討を重ねた結果、1回あたり1万ddで開催することに決めたとXで発表。「結果としてご案内が二転三転する形となってしまいましたことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。「必要dd数の変更が飼い主の皆様のご計画に影響を...」アプリ上のお知らせでも、度重なる案内でユーザーに「混乱とご不快な思い」をかけていると謝罪しつつ、価格再調整の背景を、「特に、先行案内の内容をもとに、他のイベントへのご参加や商品のご購入などをご検討のうえ準備を進めてくださっていた飼い主様(編注:ユーザー)がいらっしゃること、また、必要dd数の変更が飼い主の皆様のご計画に影響を及ぼし得ることを、厳粛に受け止めております」と述べた。一方で当初、必要dd数を見直した経緯には「不正抑止の観点」も含まれていたとし、「今回の決定にあたっても、これらの観点を軽視するものではなく、doodoo使用時の必要数を調整すると同時に、不正な操作やイベントの悪用を抑止する対策を別途講じることといたしました。なお、誠に恐縮ではございますが、具体的な対策内容や警告基準の詳細につきましては、悪用防止の観点から個別のご案内はいたしかねます」と説明。今回の事案についてはユーザーの信頼を損ねる形になったと反省し、運営改善の意気込みを伝えた。20日に案内した30万dd配布はそのまま実施するという。
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