「男性用は、ほとんど行列ができず、苦情もあまりない」
行列ができる女性用トイレについて、石破茂前首相の音頭で、政府が6月の骨太方針にその改善を盛り込み、国交省では、11月に有識者会議「トイレ設置数の基準と適用のあり方に関する協議会」をスタートさせた。25年度中にガイドラインをまとめる考えで、12月19日の2回目会議では、男女同数の利用では、女性用の便器数を男性用以上にし、それに伴って広さも大きくするなどとした骨子案をまとめ、メディアでも報じられた。
便器数の試算も示しており、男性の小が30秒、女性が90秒などと仮定すると、男女同数の利用では、便器数は、女性用10、男性用6とされている。また、男女の間仕切りを可動式とし、一部の個室を時間帯に応じて男性用から女性用に切り替える案も示した。
バスタ新宿のトイレを巡るX投稿では、骨子案通りにさらに女性用を広くしたり便器数を増やしたりするのはおかしい、と疑問を投げかけており、その是非についても議論になっていた。
トイレを管理する国土交通省の東京国道事務所は1月23日、J-CASTニュースの取材に対し、施設に掲示してある案内図とほぼ同じ広さだと答え、「便器数が多いとどうしても広いスペースが必要です」と説明した。女性用にパウダーコーナーや更衣室があるのは、化粧直しや仮眠前の着替えのニーズがあったとし、男性用にないのも、ニーズなどの状況を踏まえたとした。
男女同数の利用かは明確でないとしたうえで、「男性用は、ほとんど行列ができません」と述べた。女性用については、GW、お盆、正月の繁忙期に朝晩の発着で行列が長くなるとした。到着時の早朝は、仮眠後の身だしなみを整える女性が多いことから、パウダーコーナーに行列ができるといい、出発時の深夜は、長い乗車を考えて、トイレに行列ができるという。
今後、女性用などの増設があるのかについては、「行列は一時的で、特段の苦情が来ていませんので、具体的な改修予定はありません」と答えた。男性用のパウダーコーナーや更衣室を設置するかについては、「直接要望を聞いていません」としたが、「トイレや洗面台についても、男性からの苦情はあまりありませんが、必要に応じて検討したいと考えています」と述べた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)