「乾いたプレゼン大会」「涙で目が腫れちゃって」 れいわ大石氏が時間オーバー連発、党首討論会で大暴走

   与野党7党首が集まった日本記者クラブ主催の党首討論会で、れいわ新選組の大石晃子共同代表が、持ち時間をオーバーする発言を繰り返し、騒然となるシーンが何度かあった。

   衆院選に向けて、東京都内で2026年1月26日に行われた討論会では、まず1分の持ち時間で各党首が政策を主張する機会が与えられた。

  • 党首討論で発言する大石晃子氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
    党首討論で発言する大石晃子氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
  • れいわ新選組の公式X
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  • 党首討論で発言する大石晃子氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
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「1分間のスピーチで、何を伝えたらいいんだろうって」

   7党首のうち最後に出番が回った大石氏は、「生身の人間が社会を変える 消費税廃止」と書いたパネルを掲げ、下に降ろすと、「あの~、私」と話し始めた。

「今日、涙で 目が腫れちゃってるんですよね。泣きはらしちゃってるんですよ」

   本当に泣いた後なのかは分からず、大石氏は、飄々とした表情で続ける。

「なんでって、その、なんて言うか、すごい苦しかったんですよね」
「この数日間、 党首討論に出てるんです。で、乾いたプレゼン大会、こういう1分間のスピーチで、自分が皆さんに、国民の皆さんに 何を伝えたらいいんだろうって」

   大石氏は、議員辞職した山本太郎代表に代わって党首討論に出ているが、このような「プレゼン」大会に疑問があると話し始めると、もう1分の制限時間が過ぎた。しかし、「もう私の質問時間いいので、ぜひ時間ください。言わせてください」と続け、「今、社会壊れてるじゃないですか。 国民生活ぶっ壊れてますよね」と持論をぶった。

   ここで、司会から「すみません、時間になりましたので、まとめていただければと思います」と求められたが、大石氏は、止まらない。世界の動乱も続く中で、高市早苗首相は衆院解散をすべきではなかったと主張を始めた。

   「みなさん同じ条件でお願いします」。司会からまた制止が入ったが、大石氏は批判を続けて、3度目の制止を受ける。それでも、すべてがプレゼン大会でフィクションであり、そこから降りて誠実な政治に、と独自の主張をして、4度目の制止を受けたため、会場がザワついた。発言開始から2分強が経過して、ようやく大石氏は発言を止めた。

山本代表の代打に「ワンチャンス、ここで爪痕を残す」

   その後も、大石氏の制限時間オーバーは続いた。

   各党首が別の党首に質問する時間では、司会は、「改めて時間を守って」と大石氏に促したが、大石氏は、「サナエのわがまま解散」などと高市氏への持論を延々と続けた。

   制限時間を知らせる音が鳴り、司会が「大石さん、まとめて下さい」と注意する。しかし、それでも止めようとせず、「1分のプレゼンは、本当に難しいんですよ。で、そういう大きな議論が必要だなと思って」などと話を続けた。また司会に注意されたが、大石氏は、高市氏は解散を止めるべきだと主張を繰り返した。

   これに対し、高市氏は、「どの部分がご質問なのかよくわからなかったんですが...」と当惑げに切り出した。大石氏は、話の途中で「解散止めていただきたい」と不規則発言すると、司会は、「発言中です」とたしなめる。高市氏は、やっと質問が伝わったようで、こう返した。

「解散をやめていただきたいということがご質問のようですが、もうすでに衆議院は解散されました。今からやめることはできません」

   高市氏は、さらに発言を続け、今度は、司会者が大石氏にコメントを求めた。大石氏は、長々と反論を始め、「私は、子どもを戦争に送るために産んだんじゃない」と主張すると、司会からまた制止される。大石氏は、高市氏に対し、「反対です」と最後に述べて、ようやく終わった。

   討論会の中で、山本代表に代わる大石氏のリーダーシップについて、記者から質問が出ると、大石氏はこう説明していた。

「私自体は党の政策のアピールの場でもありますが、やっぱりそのワンチャンス、ここで爪痕を残すっていうか、この社会そのものを大きく変えられないのか、という思いで、今日ここに参りました」
「満身創痍であっても、それをやっていく。結果はそれとしてついてくると考えております」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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