広島県警は、広島東洋カープの羽月隆太郎容疑者が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」を使用したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで2026年1月27日に逮捕した。羽月容疑者は容疑を否認しているという。報道によると、羽月容疑者は25年12月16日ごろに国内でエトミデートを若干量使用したという。エトミデートは海外で鎮静剤や麻酔導入薬などで使用されている医薬品成分だが、国内では未承認となっている。摂取した際に手足がけいれんするなど健康被害が起こるおそれがあるため、25年5月に厚生労働省によって正式に規制薬物に指定されている。俊足を生かしたプレースタイルに定評、昨季は17盗塁これを受け、球団は28日、公式ウェブサイトに「羽月選手に関してのお詫び」と題した謝罪文を掲載。「昨日、当球団所属の羽月隆太郎選手が医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)容疑で逮捕されました。当球団に所属する選手が今回このような事件を起こし、ファンの皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」とした。また、事実関係の確認を進めるとともに、捜査機関に全面的に協力すると説明した。将来を嘱望されていた若手が危険ドラッグの使用で逮捕された衝撃は大きい。羽月は球界屈指の俊足を生かしたプレースタイルに定評があり、昨年は74試合出場でチームトップの17盗塁をマーク。勝負所で代走の切り札として起用されるケースが多かった。チーム内に動揺が走ることは必至だ。広島を取材するメディア関係者は「羽月はストイックで準備を怠らない選手です。まさかこんなことが起こるなんて...。選手だけでなく、新井貴浩監督もショックでしょう。羽月は自由契約になる可能性があります。戦力として大きな痛手という問題を超えて、球団としての姿勢が問われます。他の選手が事件に巻き込まれていないか、羽月について変わった様子がなかったか。NPB全体、スポーツ界で事件再発を防止するためにも徹底した調査が必要です」と強調する。春季キャンプは2月1日から始まる。広島は試練の船出になる。(中町顕吾)
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