小中学生を中心にブームとされる「立体シール」について、生活雑貨チェーンのロフト(東京都千代田区)は2026年1月27日、「安全確保とトラブル防止のため」だとして、渋谷ロフトの店舗で販売を差し控えると公式サイトなどで発表した。
ネット上では、この店などでシールを買い求める長い行列ができていたとの報告が相次いでいる。フリマサイトでは、シールが高額転売されており、その影響ではないかと指摘する声もあった。
「列に並んだ人から『邪魔』と言われた」
立体シールとは、ディズニーやサンリオ、ちいかわといった各種キャラクターが立体的に表現された透明感のある商品を指す。
特に人気があるとされるのが、ボンドロと略されるボンボンドロップシールだ。大阪市内の文具メーカー「クーリア」から発売されると、売れ行きを急激に伸ばし、入手が困難な状況になっている。小中学生の間で行われるシール交換では、価値の高いボンドロなら、他の薄手シールが複数ないと取り引きが成立しないともいう。
ネット上では、ボンドロなどを巡って、悲喜こもごもの報告が投稿されている。
渋谷ロフトでは、店に行列ができたとの目撃情報がX上などで相次いだ。シール集めは、大人も多数参戦しているとの指摘も多い。商品を見ようとしたところ列に並んだ人から「邪魔」と言われた、店員が「売り切れました」と告げて行列から「エー!」と悲鳴が上がった、といった声も書き込まれていた。
ボンドロのほか、「うるちゅるポップシール」「おはじきシール」なども人気のようだ。シールの取り扱い店では、販売休止や購入制限の貼り紙が出されていたと、写真がX上で投稿されている。
ボンドロについては、フリマサイト「メルカリ」では、1シートが1000円前後の高値で取り引きされている。
ロフト「公式サイトでお知らせした内容がすべて」
シール集め過熱に伴い、ロフトは1月27日、公式サイトでお知らせを出し、立体シールについて、「現在多くのお問合せをいただいている」と明らかにした。
そのうえで、「開店前ならびに販売時の安全確保とトラブル防止のため、渋谷ロフトでは当面の間販売を差し控えさせていただきます」と告知した。今後については、「販売方法が確定次第、渋谷ロフト公式Xならびに渋谷ロフトホームページ、ロフトアプリ(渋谷ロフトからのご案内)にてお知らせいたします」として、「店頭及びお電話、メールでの入荷・販売状況など、ご質問にはお応えいたしかねます」などと理解を求めた。
こうした状況について、X上では、「ちょっと異常だねシールブーム」「店員が疲弊してるんかな」「子どもが気軽に買えなくなった」などと懸念する声が上がった。一方、ロフトの対応については、「この判断でいいと思う」「マナー守れない大人と転売屋のせい」「これで少しは落ち着いてくれるといい」と理解を示す向きがあった。
ロフトの広報担当者は28日、J-CASTニュースの取材に対し、「公式サイトでお知らせした内容がすべてですので、取材にはお答えできません」と話した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)