粛清された軍幹部は台湾進攻に消極的だった?
コメンテーターの杉村太蔵さんが「台湾有事で意見があわないということをもう少し詳しく説明してほしい」と峯村さんに聞く。
峯村さんは「習近平氏がぶち切れる案件は1つ。台湾の統一に関することなんですね。自分の3期目が終わる2027年までには何とか成果を出したいと思っている。それを軍専門家の張さんは『ちょっと来年は厳しい』と。張さんたちの発言をみてみると、『2035年までにいろいろと整備をしたい』というフレーズがある。一方で習氏は『2035年までなんてタラタラせずに来年までにやれ』と言っている可能性がある」と話した。
では、今回の軍トップの失脚で台湾有事の危険が高まったのか。
峯村さんは「そう思います。意見が分かれていた張氏を処分したことで、習氏は台湾侵攻がしやすくなった。今までいろんな独裁的な人間のやり方をみると、大規模な作戦や戦争を起こす前に大粛正をやる傾向がある。旧ソ連のスターリンなどがいい例で、軍を動かすということはその刃が自分に向くかもしれない。ちょっとでも疑わしい人間はとにかく排除したい。そういう心理が働いたのではないか」と話した。
そして、誰もいなくなり、台湾侵攻は行われるのか。怖い。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)