2026年シーズン、池山隆寛新監督が就任したヤクルトはチームがガラッと変わる可能性が高い。不動の4番を張っていた村上宗隆が昨オフにポスティングシステムを利用し、ホワイトソックスに移籍。内外野でレギュラーが確約されている選手が一人もいない状況だ。「体の負担を考えると、一塁で...」球界を代表するスーパースターだった山田哲人も例外ではない。前人未到のトリプルスリーを3度達成したが、22年以降は打率が2割5分を超えたシーズンがなく、精彩を欠いている。昨年は108試合出場で打率.231、12本塁打、37打点、3盗塁。球団最長の12年連続2ケタ本塁打を達成したが、度重なる故障で規定打席に3年連続到達できなかった。昨秋のドラフトでヤクルトは1位・松下歩叶(法政大)、2位・松川玲央(城西大)、6位・石井巧(NTT東日本)と3人の即戦力内野手を指名している。さらに、昨年、外野を守った内山壮真が内野に挑戦し、各ポジションの競争は一層熾烈になっている。山田については本職の二塁でなく、一塁で起用する選択肢も考えられる。スポーツ紙記者は「下半身の故障の影響か、近年は守備範囲が明らかに狭くなっている。今のままでは二塁は厳しい。体の負担を考えると、一塁でオスナと併用はあり得ます」と話す。若返りの波に抗えるか。明るい材料は昨年の終盤に復活の兆しを見せたことだ。9月は月間打率.324、3本塁打、7打点をマーク。13試合出場で3三振のみとコンタクト率が高かった。山田が活躍するとチーム全体の士気が上がる。池山監督も完全復活して思いが強いだろう。プロ16年目の今年は野球人生をかけた重要なシーズンになる。(中町顕吾)
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