中道改革連合の野田佳彦共同代表が2026年2月3日、「緊急メッセージ」と題した約2000字の声明を公式サイトで発表した。新聞各紙の情勢報道について、「(中道に)とても厳しい数字が並んでいます」しつつ、「決して決して決して諦めません」と訴えた。
また高市政権による衆院解散について、「何のための解散か、理解ができません」とした上で、「議会制民主主義でもっとも大事な『熟議』を阻んでいる」と批判。最後に、中道への支持を呼びかけている。
今回の衆院解散は「あまりにも邪道」
野田氏は声明の冒頭で、自身の政治活動の原点に言及。そして、約40年のあいだ「政治はどうすれば人々の暮らしに寄り添えるだろうか」を考えてきたという。「私の原点にあるのは、人々の暮らしです。国家やイデオロギーを語る前に、『暮らし』から考える」
続けて、中道の大義は「ずっと思い描いてきたあるべき政治の理想の姿をそのまま形にしたもの」だとし、「野合」や「選挙目当て」などの批判について、「ただただ、悲しい気持ちです」と心境を語った。こうした批判に対し次のように反論している。
「野党が協力しようとすると、それは常に『野合』。与党だって、党の中に原発に慎重に向き合う議員や、選択的夫婦別姓に積極的な議員もいるのに、それは野合でないけど、こっちは常に野合。フェアではありません。ワンパターンのレッテル貼りで思考停止しまうのは、不毛過ぎます」
野田氏は今回の衆院解散についても批判した。「来年度予算の年度内成立を反故にして不意打ちを仕掛ける仕方は、あまりにも邪道」だと指摘。さらに、「議会制民主主義でもっとも大事な『熟議』を阻んでいる」とも述べた。また、次のようにも非難している。
「大義なき突然の『党利党略解散』、自身の権力基盤を整えるための『自分ファースト解散』は、本来尽くすべき熟議を入口で阻んだというその一点で、中道の考えに明白に背いているのです」
「中道改革のうねりが生まれることを信じています」
野田氏はその後、新聞各社の情勢報道では、中道に厳しい数字が並んでいると言及した。しかし、「決して決して決して諦めません。諦めるわけにはいかないんです。この選挙には、日本の民主主義の明日がかかっています。いま生まれたばかりの中道が踏ん張らなければ、熟議の民主主義は大きく後退してしまいます」とも訴えた。
自身を「『ザ・昭和』の人間」だと述べる野田氏は、次のような自己評価をつづった。
「優雅なファッションセンスも、おしゃれなバッグやボールペンを使いこなせる器用さもありません。『サナ活』の向こうを張って『ノダ活』をしてもらえるようなキャラでもないことは、自分が一番よく分かっています」
また別の箇所では、「SNS上で発言が切り抜かれ、真偽も不確かなショート動画が飛び交う。そんな最近の情報空間は、正直言って、苦手です」とも吐露。
「激しい言葉が渦のように流れていて、少し怖い気持ちもあります。この言葉も、どこまで皆さんに届くか分かりません」としつつも、「民主制の根本にあるのは、言葉です。志半ばに倒れた安倍総理。彼の残した『光も影も』、言葉の限りを尽くして問い続けていくと私は国会で誓いました」とした。
最後に、「最後の最後の最後まで、私は、中道改革のうねりが生まれることを信じています。この改革のうねりを、共に起こす輪の中に、ぜひご一緒に入っていただきたいのです。日本の未来のための中道改革。その志へのご賛同を心よりお願い申し上げます」と訴えている。