第97回選抜高等学校野球大会の出場校が2026年1月30日に発表され、横浜が2年連続で出場が決まった。横浜の最速154キロ右腕・織田翔希投手(2年)は世代屈指の好投手として評価が高い。
「大谷翔平、山本由伸のようにNPBで実績を積み上げてから...」
横浜は昨春のセンバツで全国制覇を飾ったが、今春の選抜大会は選出されるか微妙な状況だった。
昨年(25年)10月に行われた秋季関東大会で、準々決勝・専大松戸(千葉)に2-4で敗退。関東・東京地区は5校が選出され、残された最後の1枠が注目された。この枠を横浜と共に関東大会ベスト8だった浦和学院(埼玉)、甲府工(山梨)、駿台甲府(山梨)と東京大会準優勝の関東第一が争っていたが、横浜が攻守でハイレベルな水準であるとして選出された。
横浜・織田投手の登板試合にはNPBのスカウトのみならず、メジャーのスカウトや編成担当が熱視線を送っていた。ドジャースが獲得を目指していることが米国のメディアで報道されたが、セ・リーグ球団のスカウトは複雑な表情を浮かべる。
「織田は日本のエースになれる素材ですが、まだまだ体の線が細いし、土台作りから鍛え上げた方がいい。いきなりメジャーに挑戦すると、米国や中南米の同世代の投手とふるいにかけられて輝きを失ってしまうリスクがある。大谷翔平、山本由伸(共にドジャース)のように、NPBで実績を積み上げてからメジャー挑戦しても遅くない。本人の決断に委ねられますが、個人的には日本のプロ野球で投げて欲しいです」
春のセンバツに滑り込みで選出された横浜だが、優勝候補として前評判が高い。日米のスカウトが甲子園のスタンドで視察する中、エースの織田がどのような投球を見せるか注目される。
(中町顕吾)