党首討論が予定されていた「日曜討論」(NHK)の出演を高市早苗首相が直前にキャンセルした問題で、中道改革連合の野田佳彦共同代表は2026年2月5日に相鉄二俣川駅前(横浜市旭区)で行った演説で、8日の投開票日前に改めて党首討論の機会を設定するように求めた。
「体調不良だったらしょうがない」と「ドタキャン」には理解を示す一方で、「『元気になったらやらせてください』でしょう?」などと話した。
「『ごめんなさい。延期してください。元気になったらやらせてください』でしょう?」
野田氏は、衆院解散から投開票日まで16日間しかない超短期決戦になったことを、有権者の判断材料が少なくなるとして批判。その中で日曜討論について
「わずか16日間しかないんだったら、党首討論にちゃんと出てくるべきでしょう。なんで日曜日、出てこなかったのか。体調不良だったらしょうがない。私も体調悪くなることもある。そのときは『ごめんなさい。延期してください。元気になったらやらせてください』でしょう? 皆さん?」
などと訴えかけると、支援者から「そうだ!」という声があがった。
野田氏はさらに、高市氏の体調が遊説できる程度に回復したことを指摘し、改めて党首討論を求めた。
「元気になったんじゃないですか? 全国遊説してるんじゃないですか? だったら明日でも明後日でも、党首討論やろうじゃありませんか?」
演説後に報道陣の取材に応じた野田氏は、党首討論が実現した際は、「責任ある積極財政」「世界に咲き誇る日本外交」といった政策テーマや、選挙戦で言及が減った消費税の問題、高市氏が解散表明会見で繰り返した「国論を二分する」政策課題などについて問いただしたい考え。本来であれば、高市氏の側から日程調整の提案があるべきだとした。
「そういうことこそ、もっと議論を詰めていかなければ有権者に判断材料を提供できない。体調が悪かったら、それはしょうがない。さっきも言ったように、延期することは選択肢。でも元気にマイクを握れるのだったら、『もう1回ちゃんとやりましょうよ』というのが当然の呼びかけではないか。というか、むしろご本人から『やりましょうよ』と言うべき」
野田氏と斉藤鉄夫共同代表で「爺2」、「昭和のおっさん2人で何言ってんだ」
中道は、党名とロゴの発表会見(1月16日)に登壇した5人の中に、若い人も女性もいなかったことから、携帯電話の「5G」にかけて「5爺」と呼ばれている。このことは、5人のひとり、安住淳共同幹事長がたびたび演説で言及している。
野田氏の演説によると、「5爺」のうち、野田氏と斉藤鉄夫共同代表は「爺2」と呼ばれているという。
「我々は、特に斎藤さんと私は『爺2』と言われています。『昭和のおっさん2人で何言ってんだ』と」
その「爺2」が新党結成を決断した意義を
「もしここで覚悟して動かなかったら、どんどんどんどん危うい方向に行ってしまう。だから我々は立ち上がった。ぜひこのことをご理解をいただきたい」
などと話した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)