元衆議院議員の山尾志桜里氏が2026年2月9日、中道改革連合が衆院選で大敗した理由について、Xで見解を示した。
「自ら世代交代と路線変更ができなかった」
2月8日投開票の第51回衆院選で、自民党は公示前の198議席から316議席へと大幅に増やした。一方、中道は公示前の172議席から49議席へ減少した。報道各社は中道の結果について「歴史的大敗」などと報じている。
山尾氏は9日、自民党と中道を「商店」に例えた上で、(1)店長に覇気がない(2)一見客を大事にしない(3)買いたい商品が見当たらない――の3点が、中道の大敗理由ではないかとXで指摘した。
山尾氏はまず(1)に言及。高市早苗首相について「加速する時代にくらいつき自分をアップデートするすさまじい努力と執念を見せる」と説明する一方、中道の野田佳彦、斉藤鉄男両共同代表については「『三丁目の夕日』的なノスタルジーに逃げこみ、むしろ時代にブレーキをかける存在に映った」と分析。そして、「圧倒的な努力格差」があったとする。
次に(2)に言及。中道が「本気で外交安保を現実路線に転換すれば、振り向く無党派層は少なからず存在したはず」としつつも、「所属議員の覚悟は最後まで定まらず、まとめきるリーダーシップも見えず、最後は『高市政権は戦争への道』と旧来型左翼ロジックに回帰しました」と指摘した。
最後に(3)について、「売りの政策がなかった」と述べる。「『恒久的な食品消費減税』にしても、財源論は生煮えで説明がおぼつかず、買い手がつかなかった」とし、「政策に魅力がないのに熟議のスタンスだけ熱く語られるのは、商品が品薄な企業にSDGs的スタンスを自慢されるような脱力感だった」と批判した。
山尾氏は今回の大敗について、「自ら世代交代と路線変更ができなかった以上、いずれ選挙でこうなるしかなかった必然だと思います」と総括した。
その上で、「民意が実現してくれた新しいスタート台から本当の『中道』路線をスタートしてほしいと心から願う」とし、新リーダーのもとで「安全保障と人権保障の両方を大事にする政党として、その路線を抽象論ではなく魅力的な政策に体現させるような新展開」を期待すると述べた。