「安住さんやら枝野さんらは政治家を引退して」 衆院選で大敗した中道に橋下徹氏が突きつけた再生の荒療治

   2026年2月9日の情報番組「プライムニュース」(BSフジ系)で、元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんが落選した中道の候補者に「引退勧告」をする場面があった。

  • 「中道改革連合」の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表
    「中道改革連合」の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表
  • 枝野幸男氏
    枝野幸男氏
  • 「中道改革連合」の野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表
  • 枝野幸男氏

「爆発的な力を持つのは無党派層です」

   自民党の歴史的大勝となった結果を受けて、橋下さんは「一番重要なのは無党派層なんです」と切り出した。自身が大阪維新の会を立ち上げたころについて「ターゲットは無党派層だった」と振り返る。

「どうしても組織票を選挙中に頼りがちになるが、爆発的な力を持つのは無党派層です。今回自民党がこれだけ大勝しているが、裏を返すと次に同じように負けることもある。中道が本気でやり直すのであれば、落選した旧民主党で幹部を務めた人たち、安住(淳)さんやら枝野(幸男)さんらは政治家を引退して次に譲るぐらいのことをやらないと野党は再生できないと思う」

   旧民主党幹部経験者に野党再生のための引退勧告である。

「小選挙区で有権者が下したわけだから、負けた方は自分たちの理念にこだわるのではなく、バランスを考えながら無党派層が考えていることは何かを模索する。そうやって世代交代していきながら、次は自民党を負かせて自民党の古い政治家を引退に追い込む、ということが日本の政治をよくすることだと思う」

「永田町のにおいがしているところにSNSを使っても票はとれない」

   橋下さんは今回の自民党勝利についてSNSの効用がとりあげられたことについて疑問を投げかけた。

   「中道が同じようなことやってもこんなに票はとれなかった」と話す。東京都知事選での石丸伸二さんの躍進、兵庫県知事選での斎藤元彦知事の選挙スタイル、参政党や国民民主党などを例に挙げて、

「あれはSNS(の効果)じゃなくて政党や政治家のスタイル、永田町の政治とは違ったうえでのSNSですから。永田町のにおいがプンプンしているところにいくらお金をかけてSNSを使っても全く票はとれない」

   これだけ膨れ上がった自民党をどうとりまとめていくのか。橋下さんは、

「自民党が永田町スタイルから組織として決別したかというとそんなことない。ザ・永田町スタイルの国会議員はみんな復活している。有権者は高市さんのスタイルに票を入れたわけで、自民党の組織自体が高市さんのスタイルかと言えば違う。自民も維新も永田町的なスタイルを変えないと次ひっくり返されますよ」

   要は、永田町政治の変革だという。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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