「勝ちすぎ」高市政権のリスクを田崎史郎氏が指摘 難しいのは次の解散タイミング「負けるに決まっています」

   総選挙に大勝した高市自民党は、衆院で全17常任委員会のポストを要求するなど余裕しゃくしゃく、2026年2月18日に始まる国会も盤石に見えるが、テレビのコメンテーターが高市首相は「外からは見えない2つのリスク」を抱えていると指摘した。

  • 衆院解散を表敬する高市早苗首相(2026年1月撮影)。次の解散タイミングが難しい
    衆院解散を表敬する高市早苗首相(2026年1月撮影)。次の解散タイミングが難しい
  • 「第一声」の演説に臨む高市早苗首相(自民党総裁)
    「第一声」の演説に臨む高市早苗首相(自民党総裁)
  • 衆院解散を表敬する高市早苗首相(2026年1月撮影)。次の解散タイミングが難しい
  • 「第一声」の演説に臨む高市早苗首相(自民党総裁)

心配される「早苗チルドレン」の不祥事

   「その一つは......」と政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、2月14日の「ワイド!スクランブル サタデー」(テレビ朝日系)にゲスト出演してこう解説した。

   「当選された新人の66人が何をしでかすかわからないという不安です。小泉チルドレンは83人だったんですが、やはり失言とか問題を起こしたわけですね」と苦笑する。

   いまや「テレビ3大コメンテーター」の一人といわれたりする杉村太蔵氏もその一人で、当選直後に「棚からぼた餅という言葉は僕のためにあるような言葉」と口走って顰蹙を買い、小泉政権の評判を下げた。そんな不祥事を「早苗チルドレン」が起こすかもしれないというのだ。

「政権運営をしていくうちに、どうしても解散しなければいけない局面」

   「もう一つは......」と田崎氏があげたのは、勝ちすぎると解散がしにくくなるというリスクだ。

「(大勝した次の選挙は)負けるに決まっています。数を減らしますから。(首相の)周りの人たちは、数を減らすようなことはやめようというんですけども、政権運営をしていくうちに、どうしても解散しなければいけない局面を迎えるかもしれないんです。たとえば安倍さんの時には、2017年に解散したのは、森友学園、加計学園の問題を突破するために、ここは解散に打って出ようと、民意を問おうとやったわけです。そういうことをやりづらい」(田崎氏)

   ピンチの時に解散カードを切れないと、首相は追い込まれてしまう。田崎氏は「今の感じだと、(次の)衆院解散・総選挙は早くて2年半後の参院選と同時の可能性がささやかれているんですけども、それまでは(解散は)やりづらいという感じを受けますね」と指摘する。一寸先は闇といわれる政界、超絶対安定多数でも、何が起こるかわからない。

(シニアエディター 関口一喜)

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