作家の乙武洋匡さんが2026年2月16日、Xで「小選挙区比例代表並立制」をめぐる問題をめぐる議論を紹介し、ネットの注目を集めている。「『最初からそのルールだとわかって戦ってましたよね』としかならない」乙武さんは、8日に投開票が行われた衆院選の結果に触れ、「自民党が獲得した比例票は2102万票、中道は1043万票」と切り出し、「『約2:1の比率なのに、自民党が議席を独占する今の選挙制度がおかしい!!』と疑問を抱く方々の気持ちもわからなくはないけど」と投稿。現行制度への不満に一定の理解を示しつつ、自身の考えをつづった。「それってぶっちぎりでリーグ優勝したのにCSで足元を掬われかねないプロ野球チームのファンが毎年恨み節を口にしている姿と重なるんですよね。『最初からそのルールだとわかって戦ってましたよね』としかならない」その上で、「特に公明党は長年にわたって与党側にいたのだから、この点に関していくらでも提案できたのに......と思って調べたら、はい、以前から何度も提案されていました」とし、過去に公明党が選挙制度改革を主張してきた経緯に言及した。「『より民意を反映できる制度の合意を図ることが大事』とまで言ってる。。。」乙武さんは「当時の山口那津男代表が、2012年時点から『(衆院の)現行制度(小選挙区比例代表並立制)は民意をゆがめている。より民意を反映できる制度の合意を図ることが大事』とまで言ってる。。。」と説明した。続く投稿では、12年11月24日付の公明新聞に掲載された「衆院選挙制度 民意の反映が大事」と題する記事を紹介。記事によると、山口氏は衆院の選挙制度改革などについて、「より民意を反映できる制度の合意を図ることが大事なので、(公明が提案した小選挙区比例代表連用制、同併用制、新しい中選挙区制の)いくつかの制度は、それにかなうものとして幅広く検討した上で結論を出すべきだ」と語っていたという。続けて、15年3月26日付の「『民意の反映』機能強化を」との記事も紹介した。記事では、当時の公明党・北側一雄副代表が、「得票率と獲得議席数が大きくかい離している実情」があるとして、「明らかに民意の集約に偏重しており、民意の反映機能の強化に向けた是正が必要」と主張したことを報じていた。また、「多様な民意をより正確に反映するため、現行の比例代表制の議席配分方式(ドント式)も検討すべき課題があるとし、『より純粋に比例配分される方法を検討すべき』と提案した」としていた。
記事に戻る