中国メディア「新浪体育」(ウェブ版)が2026年2月17日、フリースタイルスキー女子ビッグエアで銀メダルを獲得した中国代表・谷愛凌(アイリーン・グー、22)の特集記事を組み、谷の採点を巡り中国インターネット上で不満の声が続出していると報じた。
22年北京五輪では、金メダル2個、銀メダル1個を獲得
女子ビッグエア決勝が16日に行われ、谷は179.00点で銀メダルに輝いた。女子スロープスタイルでも銀メダルを獲得しており、今大会2つ目の銀メダルとなった。
カナダ代表のメーガン・オールダム(24)が、180.75点で金メダルを獲得した。
谷は米国人の父と中国系米国人の母の間に生まれ、米カリフォルニア州で育った。「新浪体育」によると、15歳の時に中国の国籍を取得し、中国代表として国際大会に出場したという。
五輪初出場となった22年北京五輪では、金メダル2個、銀メダル1個を獲得した。北京五輪後は、中国国内で爆発的な人気を得て、現在は米スタンフォード大学に通いながら、モデルとしても活躍しているという。
五輪2度目の出場となった今大会は、中国代表のエースとして出場。国民の期待は大きく、インターネット上では、採点を不服とするファンから批判の声が続出しているという。
このような状況の中、「新浪体育」は「谷愛凌の採点にネットユーザー激怒:審判の採点は不当」などのタイトルで記事化した。
記事では「谷愛凌は北京五輪でもビッグエアで金メダルを獲得しており、今大会の優勝候補筆頭だった」とし、こう続けた。
「1位の選手よりもジャンプが上手かったはずだ」
「彼女はタイトル防衛に失敗したものの、演技は依然として素晴らしかった。試合後、彼女は満足感に溢れ、積極的に対戦相手を抱きしめた。カメラに向かって微笑み、両手でハート型を作っていた。彼女は、すでに冬季オリンピックで5個のメダルを獲得し、中国女子フリースタイルスキーの新記録を樹立した」
記事によると、中国のインターネット上では、2大会連続のメダル獲得を称賛する声が上がる一方で、「1位の選手よりもジャンプが上手かったはずだ」「採点に何か間違いがあったに違いない」「審査員の採点は不公平だった」などと、採点を不服とする声が殺到したという。
中国スキー界の「顔」として、国内で絶大なる人気を誇る谷愛凌。米経済誌「フォーブス」によると、大会賞金やスポンサーの広告収入などで稼ぎ出す年収は、2300万ドル(約35億円)に及ぶという。
今大会、2個の銀メダルを獲得したことで、中国国内の注目度は、さらに高くなりそうだ。