ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード女子ハーフパイプで、韓国の崔(チェ)ガオン選手(17)が劇的な金メダルを獲得したが、その住まいを巡って騒ぎになっていると報じられている。
崔選手の地元のタワーマンション住民が祝福の横断幕を入口付近に掲げたところ、批判が起きて撤去されてしまったという。真偽ははっきりしないが、一体何があったのだろうか。
「富と名誉を手にした」などと韓国ネットで話題になり
2026年2月12日未明(日本時間)の決勝で、崔選手は、1回目のジャンプ後に頭から転倒して動けなくなり、会場が騒然となる中で救急隊が出動した。
それでも、崔選手は、起き上がって競技を続ける。2回目は失敗したが、迎えた最終3回目は、足を引きずりながら、次々に奇跡のようなジャンプを決めて、金メダルに輝いた。
これが雪上競技で韓国の五輪史上初の金となる快挙になり、韓国の国内は大フィーバー状態になった。
一躍、「第2のキム・ヨナ」として国民的シンデレラになったとされ、崔選手の地元ソウル市内のタワーマンションでは、「住民一同」とした祝福の横断幕が入口付近に掲げられたと、写真付きで韓国の各メディアが取り上げた。
それによると、崔選手は、このマンションの誇りだとして、「崔ガオン選手!大韓民国初の雪上金メダル獲得おめでとうございます!」などと横断幕に韓国語の祝辞があった。
マンションは、1部屋が3億円超から販売されたといい、中には、10億円を超える部屋もあるという。崔選手がこのマンション住まいかは確認されていないものの、韓国メディアでは、崔選手が「富と名誉を同時に手にした」「金のスプーンが金メダルまで取った」などとその出自がネット上で話題にされていると報じた。
ところが、18日ごろになって、この横断幕がマンションから撤去されたと、各メディアが報じ始めた。
「嫉妬が向くのは悲しい」「『プライバシーの問題』でだろ」
現地報道によると、タワマン住まいのセレブとされた崔選手に対し、「環境がいいからメダルが取れるのでは」「違和感を持ってしまう」「国民感情に合わない」などと韓国のネット上で論議になっているという。
横断幕は、こうした議論を受け撤去されたとする見方のほか、住まいへの過度の関心が崔選手や住民の負担になったとする推測も出た。一方、マンション付近に似た掲示が出ているとして、横断歩道近くの横断幕設置に問題があって撤去されたのではないかと伝える報道もあった。
ネット上の議論については、「若い選手に向けて理解しにくい非難を加えた」「長年の訓練、数え切れないほどの失敗、そして極限の圧迫の中で自らを押し付けた結果だ」と諭すメディアの報道も出ていた。
日韓問題の著書で知られる著述家の崔碩栄さんは2月18日、崔選手が高級タワマンで「お嬢さん育ち」だったことが分かったから目障りだとクレームが来て横断幕が撤去されたのではないかとX上で投稿し、価値観、思想の違いから来る日韓対立と同様に、「韓国人の『嫉妬』は大きな一因だと思ってる」との見方を示した。
日本のネット上でも関心を集めており、「成功を素直に祝えず、背景の豊かさに嫉妬が向いてしまうのは悲しい」「韓国は足の引っ張り合いが凄いとは聞くがここまでとは思わなかった」と驚く声が出た。その一方で、「特定の国民性や『嫉妬』という一言で一般化するのは慎重であるべき」「どう考えても『プライバシーの問題』でだろ」とみる向きもあった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)