2026年2月19日の情報番組「サン!シャイン」(フジテレビ系)は、中国が狙う台湾統一問題について高市政権がどう臨めばいいかをとりあげた。キヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さんは3月に予定されている日米首脳会談を「日本の命運に関わる会談になる」と語る。台湾に関しては中国がSNSやTikTokを使って「転覆活動」を展開したり、親中派の台湾野党との連携を強化したりと様々な圧力をかけながら台湾統一へと布石を打っている。
トランプに揺さぶりかける習近平
その中で台湾統一がされた場合、峯村さんは尖閣諸島など南西諸島への中国の軍事的圧力が一層強まることや台湾周辺海域が封鎖されると輸送コストがあがり物価がさらに上昇しかねないなどのリスクをあげる。そこで重要になってくるのが米トランプ大統領の意向だ。
中国の習近平国家主席は2月4日のトランプ大統領との電話会談で「(昨年米政府が承認した)台湾への武器売却について慎重な対応を」と警告、「4月に予定している米中首脳会談を中止にする可能性がある」と圧力をかけ、中国とディールをしたがっているトランプ大統領に揺さぶりをかけている。
南鳥島のレアアースは「トランプさんにはすごく響く」
峯村さんは「(日米首脳会談では)いかに台湾が重要であり、もし台湾がとられたら日本だけじゃなくアメリカも大変なんですよってことをしっかり言えるかどうか。トランプさんに中国を信じちゃダメだ、やはり日本とか同盟国が大事なんだと言えるかどうか」と強調した。
そのための「お土産」として、南鳥島沖のレアアース泥の採掘でアメリカ企業と共同開発するという提言をあげる。峯村さんは「トランプ大統領が中国にすり寄っている一つの理由はレアアースの輸出を止められているからであって、これ(南鳥島での共同開発)はトランプさんにはすごく響く」と話す。
「やはり日本と組むことが対中国にとってもメリットになるんだというところを強調することが大事。特に南鳥島あたりに結構中国の艦艇が来ていて、アメリカがいることである意味用心棒になり、両者にとってウインウインになる」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)