ヤクルトに故障者が続出している。
即戦力ルーキーと評判のドラフト1位・松下歩叶が2026年2月8日に「左太腿裏の筋損傷」と診断されて戦列を離れると、二塁の最有力候補と目されていた内山壮真、俊足が売りの並木秀尊が脇腹の張りで1軍の本隊を離れた。
村上宗隆が抜けた三塁は松下、山田の競争が注目されたが
今年の春季キャンプで長年レギュラーを務めた二塁ではなく、三塁を守ることが多かった山田哲人も14日に午前中のシートノックを途中で切り上げて病院で検査を受け、「左内腹斜筋肉離れ」と診断された。
アクシデントはこれで終わらない。ドラフト6位ルーキーの石井巧も「左太腿裏の肉離れ」でリハビリに専念することになった。
池山隆寛監督は頭が痛いだろう。内野の全ポジションでレギュラーの白紙を強調していたが、故障者の大量発生により、競争すらままならない事態に。村上宗隆が昨オフにポスティング・システムでホワイトソックスに移籍したため、大黒柱が抜けた三塁は松下、山田の競争が注目されたが、共に開幕1軍は厳しい状況となった。
「山田、松下、内山と核になる選手たちが抜けて、内野のレギュラーで計算できる選手は一塁・オスナと遊撃・長岡秀樹のみ。高卒2年目の田中陽翔が1軍に昇格しましたが、内野の選手層が薄い。トレードで戦力補強に動く可能性があります」(スポーツ紙デスク)
開幕前にトレードを敢行するケースは過去にあった。21年3月1日に廣岡大志(現・オリックス)を交換要員に、巨人の田口麗斗を獲得。投手陣の強化が狙いだった。内野手にケガ人が続出した昨年5月にも西武から山野辺翔を金銭トレードで獲得している。
開幕までにまだ時間はある。緊急事態で外部補強に動くか。
(中町顕吾)