2026年2月19日の情報番組「プライムニュース」(BSフジ)は、発足した第二次高市政権の安全保障政策についてとりあげたが、出演の専門家によれば、中国・王毅外相の牽制発言はまったく効果はないという。「習近平主席のアタマの中は90%台湾統一」高市首相の台湾有事をめぐる発言で日中関係は冷え込んだままだが、キヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司さんは「習近平(国家主席)さんのアタマの90%は台湾統一にあると思っているが、その台湾問題で(国会答弁で)邪魔してきた高市政権は許さないという考えはぶれず、この強硬姿勢は続いていくとみていたほうがいい」と話す。中国は「日本国民は極右勢力や軍国主義の復活を企てる者たちにこれ以上操られたり欺かれたりしてはならない」という王毅外相のコメントを出し、高市政権を牽制している。政府はこの日のうちに「厳しさを増す安全保障環境に対するものであり、特定の第三国を対象にしたものではない」と外務省SNSで日本の外交姿勢を示した。「王毅さんが本当にかわいそうになってくる」峯村さんは「(王毅外相のコメントは)中国のいわれのないプロパガンダ。王毅さんが本当にかわいそうになってくる。あのコメントは習近平さんに向けてのもの。なぜかというと、王毅さんのクラスの人がもう失脚したりして誰もいない。この間、張又侠中央軍事委員会の副主席が失脚して(王毅さんが)「次は俺か」とフルスイングで(対日批判を)言わなければいけない」と中国の内情を分析した。対日プロパガンダに対して峯村さんは「(中国と)同じトーンでやっても意味がない。この間小泉(進次郎防衛相)さんが訪米してヘグセス(米国防長官)さんと一緒にスカジャン着たり、一緒にトレーニングしたりする、これが一番効きます。中国の人できないですよ、こんなこと。となるとソフトパワーとしてもこういうのをやられるのが一番(中国にとって)ウザいと中国は思っている。こういうことが中国へのカウンターアタックになる」と話した。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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