2026年2月22日の情報番組「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)は、ミラノ・コルティナ冬季五輪で、日本が過去最多を更新する24のメダルを獲得した背景に、かつての根性論とは違う練習環境があることを話題にした。
その背景として、「昭和から平成半ばごろまでは根性論が中心の指導だったが、近年は大きく薄れ、強さの質が劇的に進化した」と環太平洋大学の友添秀則教授の分析を紹介する。
「脳しんとうで倒れても水をかけて続行」の根性
コメンテーターの橋下徹氏は、大阪府立北野高校ラグビー部時代に、根性論をうけて育った世代だ。根性論の象徴として、同校ラグビー部OB会の栗山紀一会長のコメントとして「練習中は水を飲むな」「脳しんとうで倒れても水をかけて続行」「ケガは走って治せ」を挙げた。
橋下氏は「脳しんとうなんて最悪ですよ。みんなやかんの水をかけて起き上がってやってたんですから。今はもう絶対ダメ、安静にしていないと」と話した。
アナウンサーが栗山会長の思い出話として「橋下さんはよく学校や練習をさぼってレギュラーをはずされかけたということですが」と橋下氏に聞く。すると、「僕は根性論の練習に抗議して一人ストライキをやっていた」という。
「より高度で知的な根性を備えているから強い」
北野高校は1987年の全国大会に46年ぶりに出場し16強入りした。そこで橋下氏がトライを決める。インタビューに答える若き日の映像を見て橋下氏は「この時から調子に乗ってましたね。(練習方法は)僕らの時代から変わり始めた。それで花園に行けた。それまでは根性、根性だった」と振り返った。
最近の選手の強さは、「科学的なエビデンスを納得したうえで自らを緻密に律する自己管理能力という、より高度で知的な根性を備えているから強い」と友添教授はコメントする。
橋下氏は「僕らの(時代の)ような不合理な根性ではなく、知的な根性がいい、子どもたちのスポーツを発展させるためには学校教育の場でも素人の教員が指導をするのではなく、プロの指導をしっかりやることが日本のスポーツを発展させる柱になる」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)