WBC侍ジャパン、識者が懸念する「ストライクゾーン」...日米審判で生じる相違は「ピッチャーにとって不利」

    プロ野球元DeNAのヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が2026年2月23日、ユーチューブを更新し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の壮行試合を分析し、日米のストライクゾーンの違いを懸念した。

  • WBC会場の東京ドーム
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「野手はいい仕上がりを見せた」

    WBC日本代表は、22日と23日にサンマリン宮崎でソフトバンクと壮行試合を行い、1勝1敗だった。

    22日の初戦は、日本代表打線が爆発し、13-3で大勝。23日の第2戦は、ソフトバンク投手陣にわずか2安打に抑えられ、0-4で負けた。

    現役引退後、DeNAでヘッドコーチを務めた高木氏は、04年アテネ五輪にコーチとして出場した経験を持つ。動画では初戦の内容に触れ、独自の視点から国際大会を戦い抜く厳しさや、課題などを挙げた。

    初戦でソフトバンクを圧倒した打線に関しては、「佐藤輝明(阪神)と森下翔太(阪神)は、非常に使える」とし、現段階の仕上がりを次のように分析した。

    「もう出来上がっているのではと思うくらい。そんな感じがした。佐藤輝明の守備も軽快だった。チームに岡本(和真=ブルージェイズ)が来たら、ここのポジションは岡本なんだろうなとか。佐藤輝明は外野もできる。そうなると使えるバージョンが増える。そういった意味では価値のある練習試合だった。野手はいい仕上がりを見せた」

    一方で、高木氏が懸念するのは、日米のストライクゾーンの違いだ。スポーツ紙によると、WBCは大リーグ機構(MLB)から審判員が多く派遣されることもあり、今回の壮行試合では、大リーグの審判員が球審を担当したという。

「ストライクゾーンがより狭い感じがする」

    試合は、WBCの本番を想定し、捕手が電子機器を使用して球種とコースを送信する「ピッチコム」と、投球間隔を時間制限する「ピッチクロック」を取り入れて行われた。

    高木氏は「気になったのは審判のストライクゾーン」と切り出し、ストライクなのか、ボールなのか。コール的に分からない時がある。いちいちリアクションを入れるから、ストライクだったのかなという場面もあった。見ていると、日本の審判とストライクゾーンの傾向がちょっと違う」と指摘。

    そして、こう続けた。

    「(ストライクゾーンが)より狭い感じがする。ピッチャーにとっては不利になる。それにプラスしてピッチコムがある。ピッチャーが、がんじがらめにならないかと、ちょっと怖い。これはクリアしないといけない」

    日本代表は、WBC本番まで日本のプロ球団と強化試合を行う。日本代表が属するWBCプールC1次ラウンドは、3月5日に東京ドームで開幕し、日本代表は6日の台湾戦が初戦となる。

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