高市早苗首相が支部長を務める自民党奈良県第二選挙区支部が、衆院選の当選議員300人以上に当選祝いのカタログギフトを配っていたことで、元「「AERA」編集長の浜田敬子さん(ジャーナリスト)は「また政治とカネですか」とあきれた。
支部が寄付した格好だが、熨斗(のし)には高市個人名が
2026年2月中旬、高市首相の事務所秘書が、台車にカタログギフトの箱を積んで衆院議員会館の当選議員の部屋を回って配ったという。受け取った議員は「(中身は)3万円相当」と語っている。
「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)の水曜コメンテーター・浜田さんは、2月25日放送で「どれだけ裏金とか、政治とカネの問題で批判されてきたかということが、やっぱりわかっていないなと感じました」とため息をついた。
高市首相はSNSで「大変厳しい選挙を経て当選したことへの労いの気持ち」と語り、カタログギフトの箱には「御祝 高市早苗」という熨斗(のし)がついていた。
政治資金規正法は、個人が公職の候補者に寄付をすることは禁じているが、政党やその支部が物品を寄付することは認めている。今回の当選祝いは、高市首相個人ではなく、その支部がカタログギフトという物品を寄付した形で、一応は"合法"の体裁をとっているということになる。
石破は回収したが、高市はどうする?
浜田さんは「(パーティー券)裏金の時も、政党支部を迂回することによって、透明性というものをなくして受け取っていたことが問題になったわけですよね。(今回も)政党支部というものが、そういうふうに使われていた。政治資金報告書に記載しなくていいわけですから」と怒る。
石破前首相は2024年の総選挙で初当選した議員15人に、ポケットマネーで10万円の商品券を配って問題となり、その後に回収している。高市首相はどうするのだろう。自民党の当選者315人に3万円ずつなら、総額は900万円以上になるが......。
(シニアエディター 関口一喜)