設備面での競争も激化へ ZIPAIRの無料スターリンク、どう受け止める
首都圏とシンガポールを結ぶLCCは、他にも日本航空(JAL)傘下のZIPAIR(ジップエア)、ANAホールディングス(HD)傘下のAirJapan(エアージャパン)がある。AirJapan ブランドは26年3月末に運航休止し、ANAブランドに集約する一方で、ZIPAIRは宇宙事業会社「スペースX」の人工衛星による高速通信サービス、Starlink(スターリンク)の導入を進めるなど攻勢を強める。
スクートでは機内無線LAN(Wi-Fi)接続は有料なのに対して、ZIPAIRは追加料金なしで利用できる。設備面での競争も激化しそうだ。
この点について問われたチャン氏は、スクートは「典型的なLCCのモデル」だと説明。つまり、あらゆるサービスが運賃に含まれているのではなく、
「乗る方のニーズやお好みに合わせて少しずつ追加して組み立てていただく形」
だとする。その一方で、サービス内容は常に見直しており、競合他社の動向を踏まえながら、技術の進歩でコストが下がれば値下げしたり無料化したりする可能性にも言及した。
会見では、羽田便就航を記念した特別運賃キャンペーンを3月5日から15日にかけて行うことも発表した。シンガポール、シドニー、バリ島、サムイ島などが対象で、片道1万7000円から。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)