高市首相後援会X、「SANAE TOKEN」賛同の投稿削除 受けた説明は「暗号資産の様な仕組みとは全く違うお話」だったと主張

   高市早苗首相が関与を否定した仮想通貨「SANAE TOKEN」をめぐり、これに賛同する投稿をしていた高市氏の「公認」後援会を名乗るXアカウント「チームサナエが日本を変える」は2026年3月3日、SANAE TOKENの内容について「暗号資産の様な仕組みとは全く違うお話」を受けていたとし、賛同する投稿を削除したと伝えた。

   また、同アカウントの投稿は高市氏の確認・承認を受けたものではないとした。

  • SANAE TOKEN公式サイトより
    SANAE TOKEN公式サイトより
  • Xアカウント「【公認】チームサナエが日本を変える」(@TakaichiKoenkai)より、現在は削除
    Xアカウント「【公認】チームサナエが日本を変える」(@TakaichiKoenkai)より、現在は削除
  • SANAE TOKEN公式サイトより
  • Xアカウント「【公認】チームサナエが日本を変える」(@TakaichiKoenkai)より、現在は削除

「民間から力強いプロジェクトが立ち上がっています」

   SANAE TOKENは、実業家の溝口勇児氏が手掛けるプロジェクト「NoBorder」のコミュニティによるプロジェクト「Japan is Back」の一環として発行されたものだ。公式サイトには高市首相のイラストが掲載されているほか、溝口氏は26日にXに投稿した動画内で、「実は高市さんサイドとはコミュニケーションを取らせていただいてて」と話していた。

   Xアカウント「チームサナエが日本を変える」は2月25日、SANAE TOKENを紹介するNoBorderのX投稿を引用し、

「民間から力強いプロジェクトが立ち上がっています」「民主主義をアップデートし、最先端テクノロジーで国民の声を政治へ届ける挑戦です」

   などと投稿。後援会の活動と連携することも伝えていた。

   しかし、3月2日に高市首相はXで、「私は全く存じ上げませんし、私の事務所側も、当該トークンがどのようなものなのかについて知らされておりません。本件について我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」と関与を否定した。

   さらに、仮想通貨の発行に必要な登録がないとして、金融庁が調査を検討していると共同通信が報じている。

トークン既に発行「理解に苦しむ状況」

   Xアカウント「チームサナエが日本を変える」は3月3日、2月25日の投稿について、

「NoBorderのJapan is Backの企画における広く国民の皆様のご意見を集約する仕組みであるブロードリスニングの取り組みについて賛同し、得られた政策提言について連携をさせていただこう」

という意図だったと説明。SANAE TOKENについては、「素晴らしい提言にインセンティブポイントを付与してより広く声を集めるアプリ内の手段としての説明」であったとし、「現在話題になっております暗号資産の様な仕組みとは全く違うお話でした」と主張した。

   「ブロードリスニングのインセンティブポイントの仕組みがスタートしていない現状で既に発行されているとの事実に触れ、理解に苦しむ状況です」とし、誤解を避けるために該当の投稿を削除したと説明した。

   また、「チームサナエが日本を変える」のアカウントについては、「地元奈良より高市早苗総理・総裁誕生を夢見て長年にわたり活動をしてまいりました自民党支部及び後援会の有志」が運営していると説明。高市氏が首相になった後も活動を続けているが、

「公務最優先の超多忙な総理の立場となった高市早苗代議士に、本アカウントの投稿内容については、逐次確認・承認等を受けたものではございません」

とした。「今後は、より慎重に情報発信をしてまいります」と伝えた。

   なお、「チームサナエが日本を変える」のアカウントについては、過去に高市首相がXで引用するなど活動について言及している。

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