退職を伝えたら「深夜の密室」で激詰めの苦痛 「逃げるのか」「他で通用しない」上司の圧力どう振り払ったか

転職後に感じた変化

   現在、佐藤さんはIT企業で営業職として働いている。転職から3か月、成績は「中の上」だという。

「主観では言いたくないですが、客観的に見れば『通用している』と思います」

   かつて言われた「どこへ行っても通用しない」という言葉は、少なくとも現時点では現実とは異なっているようだ。

   長時間の拘束や人格を否定するような発言が続けば、精神的負担は大きくなるだろう。退職をめぐる面談で強い圧力や不当な扱いを感じた場合、社内の相談窓口や労働局の総合労働相談コーナーなどの外部機関に相談することも選択肢のひとつといえる。

   退職は「逃げ」なのか――。それとも、自分の働き方を見直す選択なのか――。もちろんその回答は、職場ではなく、当事者自身が決めるものなのだ。

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