傀儡政権を作ること出来ず、原油価格は高騰する、中間選挙への影響測り知れず、どうするトランプ大統領

   米トランプ大統領がCBSテレビに「(戦争は)ほぼ終わった。(イランには)海軍も通信網も空軍もない軍事的には何も残っていない」と語ったことに、世界が戸惑いと不信感に包まれている。2026年3月10日放送の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、NNNワシントン支局の山崎大輔記者は、これはトランプ氏の場当たり的な発言だと報告した。

  • ドナルド・トランプ大統領(ホワイトハウス公式サイトより)
    ドナルド・トランプ大統領(ホワイトハウス公式サイトより)
  • 戦闘が長期化するという懸念から原油価格が高騰している(画像はイメージ)
    戦闘が長期化するという懸念から原油価格が高騰している(画像はイメージ)
  • ドナルド・トランプ大統領(ホワイトハウス公式サイトより)
  • 戦闘が長期化するという懸念から原油価格が高騰している(画像はイメージ)

「戦闘を終結する具体策がない」

   山崎記者は「戦闘が長期化するという懸念から原油価格が高騰しているので、それを払拭するためにトランプ大統領はまもなく戦闘が終わることをちらつかせて(原油価格の)高騰を抑えた。戦闘を終結する具体策がないので、この先また原油が高騰する可能性がある」と、これが場当たり的な発言であることを強調した。

   MCの宮根誠司さんは「これが何をもってして終わるんだろうという我々非常に疑問なんですが」と聞く。

   アメリカ政治に詳しい明治大学教授の海野素央さんは「何をもって成功とするのか、何をもって任務完了とするのか。トランプ大統領は4つの目的をあげましたよね」と答える。

意のままに動く傀儡政権を作りたかったが、うまくいかない

   その4つとは(1)核保有をさせない(2)ミサイル能力を破壊する(3)海軍を破滅させる(4)テロ組織の支援を止める。海野さんは「この4つの中に政権転換が入っていないじゃないですか。ですからトランプ大統領としてはこの4つを完了させて任務完了という議論はできる。ただ、トランプ大統領の本音はやはりベネズエラのシナリオを描いているので自分の意のままに動く傀儡政権を作りたいがそれがうまくいかない。そのような状況で国内のガソリンの価格が上がって来る。ガソリンの価格は中間選挙の結果に直結するので、そこでトランプ大統領も今、非常に微妙な立場にあると思う」と話した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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