韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(ウェブ版)は2026年3月10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドのオーストラリア戦で好投した韓国系米国人のデーン・ダニング投手(31)を称賛した。
「『なぜ代表に選んだのか』批判が多かったが...」
韓国は9日に東京ドームでオーストラリアと対戦し、7-2で勝利した。
ここまで通算1勝2敗だった韓国は、準々決勝に進出するためには、オーストラリア戦で「5点差以上かつ2失点以下の勝利」が条件だった。
厳しい条件のもと、オーストラリアを破り、4大会ぶりに1次ラウンドを突破した。
ダニングは5点リードの7回に登板した。チームは5回に1点を失っており、緊張感のあるマウンドだった。このような状況の中、先頭を四球で歩かせ、続く打者に内野安打を許した。無死1、2塁のピンチを迎えるも、後続を冷静に打ち取り無失点で切り抜けた。
8日の台湾戦では「戦犯」扱いされた。1点リードの8回に、逆転2ランを浴びた。チームはその裏に1点を返し同点とするも、延長10回に逆転され4-5で敗れた。試合後、複数の国内メディアがダニングの投球を批判的に報じ、「なぜ代表に選んだのか」と批判するメディアもあった。
オーストラリア戦で好投したダニングに関して、「スポーツソウル」は、「『なぜ代表に選んだのか』批判が多かったが、『同じ血』を証明したダニング」とのタイトルで記事化した。
「実力で全ての雑音を封じた」
記事では「非難の矢を称賛に変えるのに、それほど長い時間はかからなかった」と切り出し、こう続けた。
「前日の痛恨の失点にも動じず、再びマウンドに立ったダニングが、自らの腕に刻まれた『同じ血』の意味を投球で証明した。奇跡的な8強進出を確定させた分水嶺となった7回、マウンドに上がりオーストラリア打線を封じた。前日の台湾戦で決定的な場面で本塁打を許し、敗因を作ったという批判世論に直面した。『果たして代表チームに必要な戦力なのか』という根本的な疑問さえ浮上していた状況で、実力でその全ての雑音を封じた」
ダニングは韓国系米国人で、25年シーズンまで大リーグのアトランタ・ブレーブスでプレーした。今回、韓国代表に初めて招集された。
「スポーツソウル」は、「雨上がりの地面が固まるように、台湾戦の痛みを経験して立ち上がったダニングの加入は、(準々決勝が行われる)マイアミへ向かう韓国代表にとって心強い戦力となる」と期待を寄せた。