打撃不振の近藤健介、チェコ戦で出番なし...WBC決勝ラウンドで起用すべきかどうか 井端弘和監督の決断は

   2026年3月5日に開幕した第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。WBC1次ラウンドで4戦全勝を飾り、決勝ラウンドに進出した侍ジャパンだが、心配な選手がいる。

   12打数無安打で、第4戦のチェコ戦は出場機会がなかった近藤健介(ソフトバンク)だ。

  • 近藤健介選手(写真:CTK Photo/アフロ)
    近藤健介選手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • WBCの東京プールが開催される東京ドーム
    WBCの東京プールが開催される東京ドーム
  • 近藤健介選手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • WBCの東京プールが開催される東京ドーム

「引っ張りにかかる打球が目立ちます」

   コンタクト能力の高さは球界屈指だ。近藤は、前回の23年WBCでは2番で全7試合にスタメン出場し、打率.346、1本塁打、5打点。8四球で出塁率.500をマークし、3番で起用された大谷翔平(ドジャース)につなぐチャンスメーカーとして大会制覇の原動力になった。

   今大会では初戦の台湾戦で大谷が1番に座り、近藤は2番で起用されたが、快音が聞かれない。第3戦の豪州戦では鈴木誠也(カブス)と入れ替わる形で3番に座ったが、4打数無安打1三振。凡打に倒れ、表情をゆがめる姿が見られた。

「結果を出したい焦りは当然あるでしょう。広角に打ち分ける打撃技術が近藤の真骨頂ですが、引っ張りにかかる打球が目立ちます。シーズン中に3試合無安打は珍しくないですが、短期決戦で打撃の状態が上がってくるのを待つ余裕はない。佐藤輝明(阪神)、周東佑京(ソフトバンク)が打撃好調なので、井端弘和監督の起用法が注目されます」(スポーツ紙デスク)

   大会連覇を飾った09年の第2回WBCではイチローが打撃不振だったが、原辰徳監督が1番で起用し続けた。すると、決勝・韓国戦で同点に延長10回表2死二、三塁のチャンスに勝ち越しの2点中前適時打を放ち、この一打が決勝打になった。

   近藤の場合はどうだろうか。井端監督は絶大な信頼を口にしている。1本の安打が出れば、状況がガラッと好転する可能性があるだけに、復調を期待したい。

(中町顕吾)

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