WBC侍ジャパン、識者が挙げたブルペンのキーマン 落差の大きいフォークは「米国、ドミニカ打線も簡単に打てない」

    プロ野球ヤクルトの元監督で野球解説者の古田敦也氏(60)が、2026年3月11日にユーチューブを更新し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表を分析し、種市篤暉投手(27)をブルペン陣のキーマンに挙げた。

  • 日本代表の種市投手(写真:CTK Photo/アフロ)
    日本代表の種市投手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 日本代表の種市投手(写真:CTK Photo/アフロ)

「種市のフォークはお化けフォークの域に達している」

    1次ラウンド・プールCの日本は、初戦の台湾戦を13-0のコールドで勝利すると、続く韓国を8-6で退けた。

    第3戦のオーストラリア戦は、中盤まで得点できなかったが、7回に吉田正尚外野手(32)の逆転2ランなどで、4-3で勝利した。最終戦となったチェコ戦は、主力を温存させるも、9-0で圧勝した。

    日本は4戦全勝でプールCを首位通過。2勝2敗の韓国が2位通過した。日本は、15日に米フロリダ州マイアミで行われる準々決勝で、プールD2位のベネズエラと対戦。韓国はプールD1位のドミニカ共和国と対戦する。

    1次ラウンドを通じて古田氏が注目したのは、種市だという。

    古田氏は、「1番良かったのが種市君」と切り出し、次のように評価した。

    「普段は先発をやっているが、(WBCでは)ショートイニングで投げている。ストレートが155キロ前後で、伸びのある球。そして、フォークボール。フォークボールは、『スッと落ちるとか、ストンと落ちる』という言い方をするが、落差の大きいフォークのことを『ガックンと落ちる』と言う。(大リーグ・メッツの)千賀(滉大)君のお化けフォークもガックンと落ちるが、その域に達しているんじゃないですかね」

    種市は今大会1次ラウンドで、2試合に登板した。

「今度は勝っていても、負けていても出て行く」

    韓国戦では同点の7回に登板し、3者連続三振。チームは、その裏に3点を入れ逆転に成功した。オーストラリア戦は、1点リードの8回に登板。2つの三振を奪う快投で、無失点でマウンドを降りた。

    ほぼ完ぺきな内容に、古田氏はリリーフとして全幅の信頼を寄せた。

    「今の調子を持続していけば、アメリカとか、ドミニカの最強打線も簡単には打てないと思います。(投手の)ケガ人が増えたことで、誰をブルペンにするか。藤平(尚真)君が入ってきたので、藤平、松本(裕樹)、大勢の3人がセットアッパーとクローザー。そこに種市君が入ってくるのは間違いない。3人だとちょっと、連投とか含めてやりにくい部分がある。たぶん種市君がセットアッパーとして7回とか。あの辺りで相手をピタッと止めてくれる」

    そして、こう続けた。

    「クローザーだと勝ってる試合の1番最後になるので、その前に抑えてくれる人が本当にありがたい。そういう意味でいうと、ブルペン待機で7回あたりに。今度は勝っていても、負けていても出て行くことになる。ブルペン陣のカギを握ることになる。ブルペン陣にひとり強力な人が増えたということは、井端(弘和)監督を含め、非常に喜ばしいニュースになった」

    スポーツ紙によると、日本代表は12日にチャーター機で、決戦の地マイアミに到着したという。

姉妹サイト