あからさまに不機嫌な態度を取るなど、不機嫌ハラスメント(フキハラ)によって職場環境を悪化させたとして、2025年12月に警視庁が警視正の男性(60)を処分にしていた。2026年3月12日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)は最近よく聞くようになったフキハラをテーマにとりあげたが、職場だけでなく家庭内でも起こりうる話で、他人事とは言えない状況になっている。上司の「フキハラ」がチーム全体の生産性を下げるフキハラについて詳しく調べてみたという慶応大学教授の中室牧子さんは「フキハラ研究は組織心理学の分野で行われていて、学術的にはアビューシブスーパービジョン(AbusiveSupervision)、虐待的な監督みたいな言い方をして研究が行われている。初期の研究では上司の威圧的な感情や無視、感情的な攻撃が部下の心理的ストレスを増加させたり、離職率を高めたりすることがわかってきた。最近の研究では上司のそういうふるまいがチーム全体の生産性を下げるということが明らかになってきた。その上司の特定の性格によるものという話ではなく、組織パフォーマンスに影響するということが大事なポイントだと思う」と話した。組織として研修等でフキハラへの理解を徹底させる必要があるという。杉村太蔵の名言「いい上司の条件は常に機嫌がいいこと」MCの大下容子さんは「斎藤さんはフキハラを感じたことがありますか」と身内の斎藤康貴アナウンサーに聞く。斎藤さんは「お伺いを立てるタイミングを慎重に見極めなければならない方はいます。水曜コメンテーターの(杉村)太蔵さんに言われた言葉が印象に残っていて、『いい上司の条件は常に機嫌がいいこと』という言葉です」と話した。セクハラ、パワハラ、フキハラ、職場はハラハラのし通しである。(ジャーナリスト佐藤太郎)