「侍戦隊シンケンジャー」の谷千明(シンケングリーン)役などで知られる俳優の鈴木勝吾さん(37)が、2026年3月16日にXで、苦しんでいる人に「かけるべき言葉」について思いを投稿した。
「それが、かけるべき言葉じゃないのか?」
鈴木さんは、「親からもらった命、そのまた親からもらった命とか、当たり前に分かった上で、それは関係ないんだよね」と投稿。
続けて、「今、どうして、そんなに苦しいのか、何で悩んでるのか?何で絶望するのか?それは制度や仕組み等で、汲み取ってあげることはできないのか? それが、かけるべき言葉じゃないのか?と思う」とした。
鈴木さんの投稿には、「この声を上げる姿こそ本物のヒーローだ」「惚れ直します」「勝吾くんの言葉カッコイイ」など、賞賛や同意の声が寄せられた。
鈴木さんは具体的に言及していないが、これは同日の国会での高市早苗首相の発言が念頭にあると受け止める人が多いようだ。
高市首相は自殺対策巡る質問に「命の重さ」解く
16日の参院予算委員会では、立憲民主党の小沢雅仁議員が、「1週間で10人の子どもが命を絶っているというのが現状であります。子ども達が自ら命を絶つ社会に、私は未来はないと思います」として、高市首相にこの現実にどう向き合うかなどについて尋ねた。
高市首相は、「多くの子どもさんたちにお伝えしたい」こととして、
「あなたは1人で生まれてきたんじゃないということです。お父さんお母さんを2人と数えて、おじいちゃんおばあちゃん4人、そしてひいおじいちゃんひいおばあちゃん8人......と、数えてきますと、7代前まで直系だけで250人を超えるご先祖様が大人になり、また子宝に恵まれ、すごい偶然、すごい奇跡的な幸運に恵まれて1人の命がある。自分の命の重さもそうだし、他人さまの命もそうだということは、ぜひみんなで共有したいと思います」
と述べた。そのうえで、1月に更新した「こどもの自殺対策推進パッケージ」などに基づいて対策を進めたいとした。
高市首相のこの発言に、Xでは「家庭環境が悪い子ども等のことを全く考えていない」「あまりにも常軌を逸した発言」「自殺を考える児童がさ、ご先祖様がいて~なんて言われてさ、助かると思う?」など、批判の声が寄せられていた。
そのほか、高額献金が問題となった旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の「先祖解怨」という教えを連想させるとの指摘も寄せられている。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の22年9月26日付の記事では、先祖の苦しみを消滅させる「先祖解怨」の儀式には、「1~7代前までをひとくくりとして70万円。それ以後は、7代ごとに3万円」の献金が必要としている。
一方で、仏教用語には先祖7代を指す「七世父母」という言葉もあるなど、必ずしも旧統一教会の教えだけに類似するものではないとの指摘も寄せられている。
【悩みを抱える人へ、厚生労働省が紹介している主な相談窓口】
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) 0570-783-556(ナビダイヤル)/0120-783-556 (フリーダイヤル)
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
・#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク) 0120-061-338
・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338/(岩手県・宮城県・福島県から)0120-279-226
・チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人) チャイルドライン支援センター) 0120-99-7777 (フリーダイヤル)
・子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省) 0120-0-78310(フリーダイヤル)
親からもらった命、そのまた親からもらった命とか、当たり前に分かった上で、それは関係ないんだよね。
— 鈴木勝吾[Official] (@Shogo_Suzuki_) March 16, 2026
今、どうして、そんなに苦しいのか、何で悩んでるのか?何で絶望するのか?
それは制度や仕組み等で、汲み取ってあげることはできないのか?
それが、かけるべき言葉じゃないのか?
と思う。