「ハイライト記録」や「多次元要約」は必見
実際に社内会議を録音したところ、文字起こし後には、参加者7人の声が聞き分けられていた。話者名は通し番号で表示されるが、自分でも名前を付けられる。文字起こしの精度については、わずかに誤変換や脱字が生じたくらいで、遠い席からの発言や早口もほとんど差し支えなく使い勝手がよかった。
「Plaud Note Pro」の最適録音範囲は最大5メートルまで。威圧感を与えないデザインで使いやすい
録音中に使える目玉機能が「ハイライト記録」。デバイスのボタンを短押しすると、連携しているアプリ上では重要発言に目印をつけ、前後1分間の内容を含めて整理される。まるで付せんを張るような手軽さだ。長い会議ほど活用しがいがありそうだ。ハイライトした箇所は(後述する)要約機能にも優先して反映されるという。
スマホアプリやウェブ版に搭載されたハイライト機能が活躍する
アプリ上では、録音やハイライトに加え、画像やテキストを記録する「マルチモーダル入力」も便利だ。例えば参考URLを記入したりホワイトボードを撮影したりといった使い方ができる。すると、会話以外の情報を同時並行で補えるというわけだ。画像によっては、代替テキスト風の文章も自動生成された。
このように集められた情報をもとに、AIが統合的に理解して「多次元要約」を生成する。今回のケースでは会議中に上がった各トークテーマの概要・結論が整理され、今後の業務分担が端的に示されたほか、「AIによる提案」として、結論が不明確な事柄に関する課題点も洗われた。
さらに、同じ録音データから専門的な要約を生成するためのカスタマイズツールが備わっていることもユニークだ。ライブラリに1万種類以上のオプションがあり、業界固有のワークフローに合わせたテンプレートを作成・調整できるという。会話から数値や統計のみを抽出するなど、目的に特化した使い方で大幅な業務効率化につながりそうだ。
なお、AI質問機能「Ask Plaud」を使うと、情報の分析を深めたり、会議の全体像や一部を図表で表す「インフォグラフィック生成」で共有しやすい画像にまとめたり──といった応用が利くところも心強い。
要約した内容は自動でマインドマップ化してくれる