「キッチンからですよ幸せは」
そんなレミさんの料理をいつも「おいしい」と言ってくれた和田さんは2019年10月に亡くなる。最後、和田さんが入っている棺桶の中に入れる料理を作ったというレミさん。
「その時の最後の料理も手を抜かないで作った。和田さんが食べないかもしれないし食べるかもしれない。その時もちゃんと味をみて一所懸命つくって。そうやって作っている時も幸せだった」としんみり語った。
最後に、レミさんは「生きるということは食べること。食べることは料理をすること。料理をみんなに振る舞うことはいっぱい愛を与えることだし、逆においしいといって笑顔をもらえるし、その相乗作用が高まっていくのが料理だと思う。キッチンからですよ幸せは。皆さんキッチンから幸せを発信していきましょう」と結んで拍手をもらっていた。
豪快だが愛のある料理、レミさんの原点を見たような気がした。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)