やる気を失わせる上司は、気分で態度を変える、成果の横取り、細かいマイクロマネジメント、指示が一貫しない、責任を押し付ける、失敗を厳しく責める、感情的な叱責を行うなど、部下の信頼や心理的安全性を損なう言動をする人です。
上司の一言で「やる気」を一瞬で奪ってしまう
これらは「スライサー上司」とも呼ばれ、部下の自律性や尊厳を日々少しずつ奪うため、慢性的なストレスと意欲低下を招きます。
でも、「1枚ずつ」でなく「一瞬」でやる気がゼロになることもあります。つい先ほどまで、やる気満々だったのに、しぼんでしまうくらいに肩が落ちた状態。そんな大きな変化に遭遇したことがあります。
意欲が高く、周囲に活力をもたらすような発言をする自分が尊敬する先輩が、上司との打ち合わせで会議室に入り、出てきたら、肩を落として、やる気が失った状況になっていました。
ふだんその先輩は、元気のない後輩を励ましたり、褒めたりしながら、職場の中心的な存在でした。先輩にあとで聞くと、上司からの一言が原因であったようです。それくらい放たれた上司の一言で、人のやる気を一瞬で奪ってしまうことがあります。
「あの言葉で自信をなくした」
「一気に意欲がしぼんだ」
同じような経験をしたことがある人も多いでしょう。相手の意欲を削いでしまう典型的なフレーズの例を取り上げながら、もし自分がそうした一言を投げかけられたとき、どのように受け止め、どう返せばよいのかを考えていきましょう。