社民・大椿氏、党首選後会見の「発言封じ」背景を推測 共倒れの「沖縄2区」問題が尾を引いた?

   社民党の大椿裕子前参院議員が2026年4月8日夜、Xを更新し、6日の党首選開票後の記者会見で、福島瑞穂党首に敗れた大椿氏とラサール石井氏の発言が認められなかった背景に、「沖縄2区」問題があるとの持論をつづった。

  • 左から福島瑞穂氏、大椿裕子氏。亀裂は深まっている
    左から福島瑞穂氏、大椿裕子氏。亀裂は深まっている
  • 前参院議員の大椿裕子氏
    前参院議員の大椿裕子氏
  • 社会民主党党首の福島瑞穂氏
    社会民主党党首の福島瑞穂氏
  • 左から福島瑞穂氏、大椿裕子氏。亀裂は深まっている
  • 前参院議員の大椿裕子氏
  • 社会民主党党首の福島瑞穂氏

「直接、謝罪の言葉が欲しいですけどね」

   同党初となる決選投票後に行われた6日の会見では、記者が立候補した大椿氏やラサール石井氏にコメントを求めたが、司会者が党首への質問に限るよう指示。

   福島氏は「今日は、私の党首の就任の記者会見なので、私がお答えしたい」と述べた。大椿氏は「もう少し候補者を平等に扱ったらどうですか」と非難し、会見場を途中退出していた。

   福島氏は8日の記者会見で、6日の記者会見について「党首選挙実施本部の仕切りで行われていた」「ペーパーで通知をもらっていた」と説明。

   その上で、「とはいえ、大椿裕子さんやラサール石井さんに対して、現場での私の配慮が足りなかった点がありました」として謝罪した。

   一方の大椿氏は、Xで「直接、謝罪の言葉が欲しいですけどね」と不満をあらわにしたほか、「党首選実施本部としては最後まで3人で会見する様にと伝え続けたとの事ですが、食い違いが生じていますね」と主張している。

「なぜ、私の発言を禁じたのか」

   大椿氏は続く投稿で、「4月6日の社民党党首選の記者会見。なぜ、私の発言を禁じたのか」と問題提起し、「沖縄2区に関して発言されるのが嫌だったのだろう」と持論を展開。

   「3月4日の記者会見で、琉球新報の質問に答えただけで、その発言を問題にされた。3月10日に沖縄で懇談会を開いたら、そこで話された内容をSNSで発信しない様に言われた」と振り返り、「つまり、沖縄2区問題は、今の社民党にとって触れてほしくない、センシティブな問題」とした。

「私の発言を封じても問題は解決しない」

   2月に行われた衆院選では、同党公認として沖縄2区から瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)氏が立候補していた。

   辺野古移設問題や普天間基地問題などへの反対を掲げる「オール沖縄」勢力が議席を維持してきた選挙区だが、25年11月、当時社民党唯一の衆院議員であった新垣邦男氏が同党を離党。新垣氏は新党「中道改革連合」から立候補した。

   離党の理由については、参院比例での当選を続ける福島氏に対し、衆院への鞍替えを訴えるなど党勢拡大を求めたものの「見解の相違や噛み合わないところがあった」としていた。 

   こうした中、大椿氏はXで、新垣氏への「刺客」としての瑞慶覧氏の擁立について、「私は擁立・公認に反対を表明しましたが、賛成多数により反映されませんでした。社民党に対するご批判の言葉としっかり向き合います」と明かしていていた。

   その後の投稿では、「社民党全国連合常任幹事会から謝罪と撤回を求められました」とも明かし、「ご指摘は真摯に受け止めお詫びするとともに、責任をとって、副党首を辞することを決意し、本日2026年2月27日、辞任届を提出しました」と辞意を表明していた。

   大椿氏は4月8日の投稿でも、一連の問題を振り返り「でも、私の発言を封じても問題は解決しない」とコメント。

   「再選された福島党首には、真っ直ぐに向き合い、沖縄との関係修復に力を尽くして頂きたいです」と呼びかけた。

   大椿氏の投稿には、「事実関係を確認してお互いで会見しないといつまでも収まらない」「ここで吐露しないで、直接巻き込んで、議論しようよ、全貌知りたいし、一方通行はよくない」といった声が上がっている。

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