デニーン「リベラリズムの失敗」にヒントがある 福島伸享氏が提唱する新しい政治システムとは

公共に関心をもつ市民を欠いたまま、エリートと一般市民は分断

   パトリック・デニーンという米国の政治学者は、『リベラリズムはなぜ失敗したのか』という本で、トランプ現象のようなものも、米国民主党的価値観も、社会主義も、それらは西洋が生んだリベラルズムの帰結であり、「リベラリズムは失敗した」と言っています。

   彼は、政治においてリベラリズムは、個人主義を前提とし個人主義を助長することによって、結果的に個人と公の一時的妥協を達成するというより、公共の物事に関心をもつ市民を欠いたまま、エリート層と一般市民の分断を招いている、と言っています。一方、リベラリズムの補助役で、エンジンとなるべき経済システムは、グローバリゼーションによって個人や国家では止められない化け物のようなものになっている、とも言っています。

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