高市内閣はこれまで「救難・輸送・警戒・監視・掃海」に限定していた武器輸出「5類型」を撤廃して、殺傷能力のあるミサイルや艦船・戦車などの輸出も解禁した。国会で論議することなく変更したことに疑問の声が上がっているなか、「サンデージャポン」(TBS系)では2026年4月26日放送で取り上げ、お笑いタレントの東野幸治さんは「基本的に僕は(武器輸出に)賛成」と持論を展開、それに対する反対論も出た。
「中国、北朝鮮が嫌がる政策はいいのかなあ」
東野さんの主張は「それぞれの国が自分の国を守るために武器を持たなきゃいけないと思いますし、日本の防衛産業もそれによって大きくなって、ちょっと(武器の)値段も安くなったりすることによって、その国(輸出先)とも仲良くなるから、チームが増えていいのかなと」と楽観的だ。
さらに、「専門家の先生は中国、北朝鮮のこと(反発)に気を遣ってましたけど、向こうが嫌がるっていうことは、逆にこの政策って、なんかいい政策なんじゃないのかな」という。
中国や北朝鮮が嫌がるなら、それもプラスだという。
「戦争をしていない日本に、武器輸出が求められているのか」
本当にそうだろうか。隣で聞いていた「SixTONES」の高地優吾さんは、「輸出して、(戦争に)使わないって言われていても、知らないうちに使われちゃっている可能性もある。その時点で、日本は加担してるっていうふうに扱われるっていうことになると、平和主義の日本からしても凄く不安に、国民としてはなるなって、そういうのもあります」と心配する。
輸出先の国が日本製兵器で戦争したら、日本は平和主義なのに、参戦国扱いされるのではないかというのだ。
そもそも、殺傷能力の高い兵器の輸出を日本は求められているのか。高地さんは「今まで戦争をしていない国(日本)が(兵器を)海外に輸出するということは、求められていることをやってるのかなというのが、凄く自分の中では疑問で、需要があるのかとか、そのへんがどうなのかなと、シンプルに思います」と話した。
東野さんと高地さんのような論争こそ、いま国会でやらなくてはいけないのではないか。
(シニアエディター 関口一喜)