参政党の神谷宗幣代表が東京・靖国神社で撮影した集合写真をX上で公開し、同神社の境内での撮影ルールに関する議論がSNS上で注目を集めた。神谷氏のX投稿をルール違反だと指摘する声も上がったが、靖国神社総務部広報課はJ-CASTニュースの取材に対し、神谷氏について「問題ないと判断しています」と回答した。
「報道機関による取材・撮影を主な対象としたもの」
発端となったのは、神谷氏が2026年4月22日朝にXで公開した集合写真だ。靖国神社の春季例大祭に合わせ、超党派議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーと参拝したと報告。そして、拝殿が背景に写る場所で撮影した集合写真を公開した。
だがこの写真に対し、「靖国神社境内における取材撮影要領」にある規定をもとに、神谷氏がルールを違反していると指摘する声が上がった。その論拠として挙げられた規定は主に2点。次のような内容だった。
「当神社の境内(内苑・外苑)で個人利用の範囲を超える撮影(業務目的や公開目的等)や取材を行う場合は、事前に当神社の許可が必要となります」
「許可を得た場所以外での取材撮影はできません。中門鳥居(拝殿前)内、正中(参道中央)での取材撮影及び本殿内部に向けた撮影・遊就館内の撮影は禁止です」
つまり、神谷氏は個人利用の範囲を超える撮影を行っているにもかかわらず、拝殿前の中門鳥居内で撮影していたため、ルール違反だという批判が上がっていた。
例えば、ひろゆきこと実業家の西村博之さんは4月22日、神谷氏のX投稿を受け、「撮影禁止の場所で撮影してる模様。敬意を表してるんじゃなくて、数字稼ぎに使ってる感」などと批判していた。
しかし靖国神社総務部広報課は、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「『靖國神社境内における取材撮影要領』は、報道機関による取材・撮影を主な対象としたものです。参拝者が参拝を記念して撮影する場合、拝殿前において、石段を登った場所を避け、他の参拝者の妨げにならないようにすれば、申請や許可の必要はありません。ご質問の写真もこれに該当するものと認識しております」
靖国神社は24日、同様の内容を公式サイトにも掲載し、「神社が公開している取材撮影要領が、『参拝を記念して撮影される方にも適用される』とも解釈された例があるため、今後、対象を参拝者と報道機関に分けた明確な要領に改訂いたします」と説明していた。
ひろゆき氏は25日にXを更新し、「公式に『参拝者の撮影に許可は不要』との見解が表明されました。これに伴い、『撮影禁止の場所で撮影している模様』という推測は誤りであったことが判明いたしました。関係者の方々にお詫び申し上げるとともに、当該の発言を撤回いたします」と謝罪している。