大手コンピュータ周辺機器メーカー「エレコム」公式Xアカウントが2026年4月28日、同社が販売する「ナトリウムイオン電池」を採用したモバイルバッテリーをめぐるお知らせを公開した。
「航空機内への持ち込みおよびお預け手荷物ともに不可として明記されました」
エレコムは「4月24日、国土交通省 航空局より『ナトリウムイオン電池(ナトリウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー含む)』が、航空機内への持ち込みおよびお預け手荷物ともに不可として明記されました」と説明した。
「対象の製品をお持ちのお客様におかれましては、保安検査時に破棄・没収等となる恐れがあります、ご不便をおかけし申し訳ありません」と謝罪している。
「ナトリウムイオン電池」は、現在主流のリチウムイオン電池の代替電池として注目を集めている電池だ。レアメタルの一種であり、リサイクル率の低さが問題となっているリチウムを使わず、環境負荷の低い電池であり、急速充電にも向いているとされる。
エレコムでは、25年3月にナトリウムイオン電池を使用した世界初のモバイルバッテリーシリーズを発売。機内持ち込み可能の安全性の高い製品としていた。
しかし、国土交通省は26年4月26日、「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」を更新。「電池・バッテリー」の「携帯用電子機器に使用する電池・バッテリー」の欄に、「ナトリウムイオン電池 (ナトリウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー含む)」が追加され、持込み・お預けともに禁止となった。
「日常生活における通常のご使用において安全性に問題はございません」
エレコムは公式サイトで、詳細を伝えている。
「弊社が販売している『ナトリウムイオンモバイルバッテリー』および『ナトリウムイオン電池搭載 ハンディファン』につきまして、航空機への持ち込みおよび航空会社へのお預けができなくなりましたことをお知らせいたします」
これまで販売してきた商品について、「一部パッケージや弊社Webサイト等におきまして、『機内持ち込み対応』等と表記していましたが、上記の行政ルール更新にともない、2026年4月24日より持ち込み・お預けともに不可となっていますのでご注意ください」と呼びかけた。
今後については、Webサイトおよび製品パッケージについて、順次修正を行うという。
「なお、本製品は各種安全基準を満たした製品であり、日常生活における通常のご使用において安全性に問題はございません。引き続き安心してお使いいただけます」とした。
発表を見た人からは、「安全性が証明できるだけのエビデンスがないってことなんでしょう 新しいものの宿命ですが、こればかりは普及を待つしか無さそうですね」「これなら安全基準を満たしてるのでokみたいな『基準』ができておらず『国土交通省のルールがまだ追いついてない』と表現するのがしっくりくるのかな」など、やむを得ないとの声が寄せられている。
4月24日、国土交通省 航空局より「ナトリウムイオン電池(ナトリウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー含む)」が、航空機内への持ち込みおよびお預け手荷物ともに不可として明記されました。…
— エレコム(公式) (@elecom_pr) April 28, 2026