「平和とはなんだ」反撃する抑止力か、どうやったら戦わずに済むか 安保3文書改定の議論で問われる

柳澤秀夫さん「戦争回避への努力がまだ足りない」

   ジャーナリストの柳澤秀夫さんは「まずはこの話は国会で専門家も入って議論するのが筋ではないかと思う。確かに行政文書とすれば政府が中心になってその考え方をまとめるという流れがあり、そこで有識者の方々が議論するというのは一つの場だと思うが、そこですべてが決まったら何のための国会なのか。戦争が起きるという前提にする話からちょっと離れたところで、どうやったら戦わずに済むのか、どうやったら戦争を回避できるのかという努力がまだまだ足りないと思う。どういう防衛体制をとるべきかという議論を否定するのではなく、それはそれであったとして、逆の方向のアプローチの仕方に対する力点の置き方がこの国は今不足している」と懸念を示した。

   湾岸戦争やアメリカの同時多発テロなど多くの紛争を取材してきた柳澤さんの体験に基づく指摘だ。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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