「うちの仕事なんて無理」「根性なさそうだよね」口調も変わり圧迫
その後、会議室へ案内されると空気は一変。先ほどまで穏やかに話していた男性が、腕を組み、厳しい表情で座っていたのだ。
最初は、別の社員が一般的な質問をしていたが、途中からその男性が口を開いた。
「前職、1年経たずで辞めてるけど、なんで?」
待合室の時とはまったく違う口調だったという。さらに――。
「1年も続けない人は、うちの仕事なんて無理だよ」
「根性なさそうだよね」
「苦労したことないでしょ?」
そんな言葉も続いたそうだ。
「さっきまで父の話で盛り上がっていた人と、本当に同一人物なのかと思いました」
面接を受けながら、関口さんは「この会社には絶対に入社しない!」と感じていたという。面接後、企業側から採用の連絡はあったものの、辞退を決めた。
「当時は、圧迫面接のようなものが珍しくない時代だったのかもしれません。ただ、相手を追い込むような面接で『何が分かるのだろう』と疑問でした」
近年は、採用時のコミュニケーションや応募者への配慮を重視する企業も増えている。一方で、威圧的な面接対応に強いストレスを感じる人もいるという。違和感を覚えた場合は、ムリに入社を決めず、職場環境を冷静に見極めることも大切になりそうだ。