参加者の思いを聞くと
参加者に話を聞いた。50代男性は、「2月の衆議院選挙ではほとんど明言していなかった政策を、選挙後にどんどん進める姿勢には違和感を覚えます。また、高市首相は会見をほとんど行わず、Xで一方的に報告するばかりです。そんな反論を許さないやり方も危険だなと」と語る。
10代の女子大生は、「これまで恥ずかしながら政治にはあまり関心がありませんでした。ただ、防衛装備移転の『5類型』による制限が撤廃され、武器輸出が可能になったことを知り、毎日危機感を募らせています」と口にした。
一方、デモ参加者は全員が全員、スピーチに耳を傾け、声を張り上げてコールをするわけではない。最近では、プラカードを脇に置き、レジャーシートに腰掛けるなど、緩やかに抗議をする参加者も目立つ。
安保関連法に反対するため、10年前にデモに参加していたという男性は、「10年前と雰囲気は変わりましたね」と口にし、「デモは民主主義の表現方法の1つなので、参加しやすくなったのは良い傾向だと思います」と語る。
実際、こういったスタイルが参加のハードルを下げているようで、シートにお菓子などを並べて座っていた30代女性は、「デモって過激な人が騒いでいるイメージでした。ただ、実際に参加してみると気軽に参加している人が多いことを知って、『いいな』と思っています」と話す。
また、女子高校生の一人は、「学校で政治の話をできる友達はいません。なので、『自分と同じように政治に危機感を持っている人がこんなにいるんだ』と思える」と笑顔を見せた。従来の「猛々しい」「騒がしい」「怖い」というイメージから、デモは変化しつつあるようだ。