「現時点での校長としての考えを示すために文書を掲載」
ただ、この事件は、報道から3か月がすでに経っている。伊奈学園総合高校は、なぜこのタイミングで事件についてお知らせを出そうと考えたのだろうか。
この点について、同校の副校長は5月29日、J-CASTニュースの取材に次のように説明した。
「マスメディアで報道があってから、生徒や保護者、県民の皆様から心配の声をいただいていて、現時点での校長としての考えを示すために公式サイトに文書を掲載しました」
学校としての当時の対応が具体的にどうだったのかについては、こう述べた。
「学校だけでは、対応が適切であったのかは判断できませんので、県教委が第3者委などを通じてしっかり調査するものだと認識しています」
加害生徒への対応については、「個人情報になりますので、ご回答できません」とした。
一方、埼玉県教委の生徒指導課は、取材に対し、当時の学校対応について、「これから第3者委などを通じて調査することになっています」と説明し、加害生徒への対応についても、「個人情報になりますので、お答えできません」と学校と同じコメントをした。
第3者委については、被害生徒側の意向も受けて、調査の主体になっている県教委か高校が、公平・中立性を担保した組織として設置する方向だと説明した。設置されれば、いじめがあったのかなどの調査を行い、その結果次第では、いじめの認定もありうるとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)