消費税減税「食料品1%」は金持ち優遇になる 「レジ改修→2年後には元に戻す」コストは誰が負担するの?

   積極財政派の筆頭格である高市早苗首相が、ことあるごとに訴えてきた消費減税。

   ここへきて、その議論が本格化している。

   市民の負担軽減につながると歓迎ムードかと思いきや、シンクタンクをはじめとする専門家からは、この減税政策に対して冷ややかな目が注がれている。

   それはなぜなのだろうか。

  • レジシステムを改修しても、2年後にはまた元に戻さなければならない
    レジシステムを改修しても、2年後にはまた元に戻さなければならない
  • チームみらい・安野貴博党首(2025年7月撮影)
    チームみらい・安野貴博党首(2025年7月撮影)
  • レジシステムを改修しても、2年後にはまた元に戻さなければならない
  • チームみらい・安野貴博党首(2025年7月撮影)

恒久減税なら「投資」と割り切れるかもしれないが

   理由のひとつに、この減税にかかるコストが挙げられる。

   有力とされる「食料品は1%」案が実現した場合、全国津々浦々の商店のレジシステムを、食料品の消費税=1%に書き換える必要がある。

   法制化から実際のシステム対応を終えるまでには、早くとも半年から1年程度の期間を要すると推測されている。

   このシステム改修のコストは、誰が負担するのだろうか。

   これが恒久的な減税であれば、小売店も投資と割り切れるかもしれない。

   しかし、現在議論されているのはあくまで期間限定の措置である。

   期間が終了すれば、再び税率を元に戻すためのシステム改修が待っている。

   政府がこの改修費を全額補助するとは考えにくい。

   となれば、その改修コストは、事業者に我慢を強いるか、最終的に商品の本体価格に上乗せされる公算が大きい。

   生活を楽にするはずの減税が、結果的にかえってインフレを招くリスクをはらんでいるのである。

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